2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車のエントリーモデルに位置をしているのが、Xグレードです。
このXグレードの販売比率は全体の約5%となっており、他のグレードよりも売れ行きは劣ります。
ただ、この新型モデルのXグレードには、他のグレードにはない魅力やメリットが…。
今回デビューをはたした新型モデルのXグレードには、どのような魅力&メリットがあるのでしょうか?逆にXグレードの欠点&デメリットは、何だったのでしょうか?
新しく生まれ変わった新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車のエントリーモデルに位置をするXグレードの魅力や特徴、欠点を包み隠さずお話したいと思います。
目次
新型ヴェゼルXグレードの魅力&メリット
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車のエントリーモデル”Xグレード”には、次のような特徴&魅力がありました。
車体本体価格&乗り出し価格の安さ【Xグレードの魅力1】
今回デビューをはたした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードの魅力&メリットの一つは、何といっても車体本体価格&乗り出し価格の安さです。
この新型モデルのXグレードは、ハイブリッド車の上位モデルに位置をする”Zグレード”や”プレイ(PLaY)”と比較すると、車体本体価格が24万~64万円ほど安くなっています。
■Xグレードと上位モデルの車体本体価格の比較
また、車体本体価格にディーラーオプションや諸経費を加えた乗り出し価格で比較しても、他のグレードよりもXグレードの方が24万円~41万円ほど安くなっています。
■Xグレードと上位モデルの乗り出し価格の比較
このように見比べると、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードの安さが際立っていますよね。
Zグレードやプレイ(PLaY)など、他のハイブリッド車よりも圧倒的に安い車体本体価格&乗り出し価格は、この新型モデルのXグレードの大きな魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
廉価モデルとは思えない充実した装備【Xグレードの魅力2】
また、今回デビューをはたした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の廉価モデル”Xグレード”を試乗して驚いたことの一つが、充実した機能&装備です。
この新型モデルのXグレードには、ハンズフリー機能付きのパワーテールゲートやステアリングヒーターなどは備わっておらず、プレイ(PLaY)やZグレードと比較すると、どうしても機能や装備で見劣りをしてしまいます。
■上位モデルに備わっているパワーテールゲート
ただ、競合車・ライバル車と廉価モデルと比較すると、十分に満足できる機能&装備を備えていました。
そんな新型モデルのXグレードに用意されている魅力的な機能&装備の一つが、タイヤ&ホイールです。
競合車・ライバル車の廉価モデルは、フルホイールキャップ付きのスチールホイール(鉄チン)が備わっていることが多いんですよね。
しかし、今回デビューをはたした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の廉価モデル”Xグレード”では、16インチサイズですが、アルミホイールを標準装備しており、スタイリッシュな見た目を演出しています。
■新型ヴェゼルのXグレードのタイヤ&ホイール
また、飛行機の各シートの天井に備わってる読書灯のようなデザインをしたタッチセンサー式の室内灯(ルームランプ)も、このXグレードの注目のアイテム&装備の一つです。
■新型ヴェゼルのXグレードの室内灯
このようなデザインのルームランプは、ちょっと珍しいですよね。
これらの機能や装備のおかげで、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードは、廉価モデルとは思えない満足度の高いクルマに仕上がっていました。
新型ヴェゼルXグレードの欠点&デメリット
ハイブリッド車の廉価モデルとは思えない機能&装備を備えている新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードですが、細かいところをみていくと、色々と気になるところもありました。
この新型モデルのハイブリッド車の廉価モデル”Xグレード”の欠点&デメリットは、何だったのでしょうか?
私がこの新型モデルのXグレードを実際に見て気になったところ、残念なところを包み隠さずお話したいと思います。
車内の高級感&上質感【Xグレードのデメリット1】
今回デビューをはたした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車のエントリーモデル”Xグレード”で気になったところの一つは、内装・インテリアの高級感です。
この新型モデルのXグレードは、一つ上のグレード”Zグレード”と同様にブラックを基調にした内装・インテリアを採用しています。
■Xグレードの内装
■Zグレードの内装
ただ、Xグレードには、Zグレードにあしらわれているようなメッキの加飾がないため、車内の高級感&上質感がワンランク劣ります。
また、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードとZグレードでは、シートに使用されている素材も異なります。
この新型モデルの上位グレードに位置をする”Zグレード”では、サイドにレザーのような風合いを楽しめるプライムスムースをあしらったコンビシートを採用しています。
■Zグレードのシート
しかし、廉価モデルのXグレードでは、全面ファブリックシートを採用。
■Xグレードのシート
そのため、XグレードとZグレードの内装・インテリアと見比べてしまうと、高級感&上質感と言う点で少し物足りなさが…。
乗り出し価格の安さやコスパの良さが魅力の新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードですが、その分、車内のラグジュアリー間に関しては、上位モデルよりも劣るのでご注意くださいね。
快適装備【Xグレードのデメリット2】
また、車内で快適に過ごすための装備や機能が劣るのも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の廉価モデル”Xグレード”の欠点&デメリットの一つです。
例えば、スマホやiPhone、タブレット端末などを充電するのに重宝をするUSBポート。
上位モデルに位置をする”Zグレード”や”プレイ(PLaY)”では、運転席まわりだけではなく、後部座席まわりにもUSBポート2つ用意されています。
■Zグレードの後部座席まわりのUSBポート
また、真冬に重宝をするシートヒーター&ステアリングヒーターを備えているのも、Zグレード以上となっています。(※Xグレードの4WD車では、シートヒーター&ステアリングヒーターを標準装備。)
■上位モデルのシートヒーター
このように新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のXグレードは、上位モデルのZグレードやプレイ(PLaY)より機能や装備で劣る部分があるので、ご注意くださいね。
安全装備【Xグレードのデメリット3】
また、上位モデルと比較すると安全装備が劣るのも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車の廉価モデル”Xグレード”の欠点&デメリットの一つです。
この新型モデルでは、ハイブリッド車のエントリーモデルに位置をする”Xグレード”でも、自動ブレーキ(衝突軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能など基本的な安全装備は備わっています。
■Xグレードに備わっている主な安全装備
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱防止機能
・車線維持支援システム
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
ただ、この新型モデルのXグレードでは、高速道路での車線変更をする際、隣車線を走ってくるクルマの存在を教えてくれるブラインドスポットインフォメーションは用意されていません。
■上位モデルに備わっているブラインドスポットインフォメーション
また、バックで出庫をする際、左右後方から接近をしてくるクルマをお知らせしてくれる後退出庫サポートも装着することができません。
個人的には、標準装備は難しくても、メーカーオプションなどで用意をしてもらいたかったのですが…。
このように今回デビューをはたした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のエントリーモデル”Xグレード”は、上位モデルよりも安全面も少し劣るのでご注意くださいね。
まとめ:コスパの良さを求める人にはピッタリな新型ヴェゼルのXグレード
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車のエントリーモデルに位置をする”Xグレード”の特徴や魅力、欠点は、このようになっていました。
■Xグレードの魅力&メリット
・基本装備の充実
■Xグレードの欠点&デメリット
・USBなどの快適装備の不足
今回デビューをした新型モデルのXグレードはエントリーモデルということもあり、快適装備や安全装備に関しては、上位モデルよりも少し見劣りをします。
また、内装・インテリアの上質感に関しても、上位モデルよりも劣ります。
ただ、この新型モデルのXグレードは、廉価モデルとは言え、基本的な機能&装備はしっかりと備えています。
なので、「機能や装備は必要最低限で良いので、新しく生まれ変わったヴェゼルに乗りたい!」と考えている方には、この新型モデルのXグレードは、ピッタリなモデルなのかなと思いました。