2020年12月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、イザという時にドライバーと同乗者の身を守ってくれる安全装備が充実しています。
ただ、競合車・ライバル車の安全装備と比較して、見劣りするところも…。
今回デビューを果たした新型モデルの安全装備の欠点・デメリットは、何だったのでしょうか?また、競合車・ライバル車よりもドコが見劣りするのでしょうか?
8年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売をした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されている安全装備の欠点&デメリットを包み隠さずお話したいと思います。
目次
自動ブレーキの性能【新型ノートe-POWERの安全装備の欠点&不満1】
2020年12月にデビューを果たした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の安全装備の欠点&デメリットの一つは、自動ブレーキ(プリクラッシュ セーフティシステム)の性能です。
この新型モデルでは、全グレードに自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)が標準装備されているのですが、競合車・ライバル車よりも少し性能&精度が劣ります。
夜間の歩行者の検知性能が劣る
今回デビューを果たした新型モデルに用意されている自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)の性能で競合車・ライバル車よりも劣るのが、夜間の歩行者の検知機能です。
競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリス(YARIS)などでは、夜間の歩行者を検知することができると謳っている自動ブレーキを備えているんですよね。
しかし、新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されている自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)は、夜間の歩行者を検知することができると謳っていません。
ディーラーさんに話を聞いたところによると、この新型モデルの自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)も、周囲な状況によっては、夜間の歩行者も検知できる場合もあるとのこと。
ただ、きちんと「夜間の歩行者を検知することができる」と謳っている競合車・ライバル車の自動ブレーキと比較すると、信頼性が少し劣るのかなと感じました。
右左折時の安全性
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)が競合車・ライバル車のものよりも見劣りするのが、右左折をする時の安全性です。
トヨタの新型ヤリス(YARIS)など競合車・ライバル車の一部のモデルの自動ブレーキでは、交差点を右左折する際、対向車や対面から自車の方へ向かって歩いてくる歩行者を検知する機能が備わっています。
(引用:https://toyota.jp/yaris)
なので、右折をする際、対向車と衝突する危険性があると判断した場合、自動ブレーキを作動して衝突被害の回避&軽減を図ってくれます。
一方、今回デビューを果たした新型モデルの自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)には、右左折時の対向車や歩行者を検知する機能の用意はありません。
ちょっとこれは残念ですよね。
ここらへんも、日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)が、競合車・ライバル車よりも見劣りするところの一つでした。
先行車発進お知らせ機能【新型ノートe-POWERの安全装備の欠点&不満2】
2020年12月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の欠点&デメリットの一つが、先行車発進お知らせ機能です。
新型ノートe-POWERには先行車発進お知らせ機能はなし
この先行車発進おしらせ機能とは、先行車が発進したにもかかわらず、自車が停止し続けた場合、音などでお知らせしてくれる機能なのですが、ほとんどの競合車・ライバル車には、当然のように搭載されているんですよね。
しかし、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)では、なぜかこの先行車発進お知らせ機能が用意されていません。
フロントガラスに搭載されている単眼カメラとミリ波レーダーがあれば、先行車発進お知らせ機能くらいは簡単に装着することができると思うのですが…。
この先行車発進機能は命に関わる安全装備システムではありませんが、発進時の遅れが原因であおり運転などに発生する場合もあります。
そのことを考えると、この新型モデルにも、競合車・ライバル車のように先行車発進お知らせ機能を搭載しても良かったのかなと思いました。
SOSコール【新型ノートe-POWERの安全装備の欠点&不満3】
また、緊急時にスイッチ一つで専用のオペレーターに助けを求めることができる”SOSコール”も、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の欠点&デメリットの一つです。
SOSコールを装着することができるのは最上位モデルのみ
今回デビューを果たしたこの新型モデルに用意されているSOSコールの機能や性能は、競合車・ライバル車と比較しても決して劣りません。
■新型ノートe-POWERのSOSコール
ただ、競合車・ライバル車ではSOSコールがほぼ全グレードに装着することができるのに対し、この新型モデルでは、最上位モデルの”Xグレード”だけにしかSOSコールを装着することができないんですよね。
つまり、中間モデルの”Sグレード”や最廉価モデルの”Fグレード”では、SOSコールを装着することができません。
SOSコールを装着することができるグレードが限られてしまっているのは、この新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)と競合車の大きな違いだと思いました。
オプション価格も高い
また、オプション価格が高いのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のSOSコールの欠点&デメリットの一つです。
競合車・ライバル車の一つのトヨタの新型ヤリス(YARIS)では、SOSコールは標準装備されており、月額、もしくは、年払いの利用料をお支払いすれば、SOSコールを使用することができます。
しかし、今回デビューを果たした新型モデルでは、SOSコールはメーカーオプション設定となっています。
しかも、この新型モデルに用意されているSOSコールは、単体のオプションではなく、セットオプションとして用意されているため、オプション代はかなり高いです。
このようにSOSコールを使用するまでのハードルが高いのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の気になるところでした。
まとめ:競合車よりも劣るところもある新型ノートe-POWERの安全装備
2020年12月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)と競合車・ライバル車の安全装備を確認したところ、いくつか気になるところがありました。
■新型ノートe-POWERの安全装備の欠点のまとめ
・右左折をする時の自動ブレーキの検知能力
・先行車発進機能
・装着するのにハードルが高いSOSコール
特に気になったのは、自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)の性能です。
この新型モデルには、競合車・ライバル車にはない安全装備システムもありますが、自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)に関しては、競合車・ライバル車よりも性能が劣るので、ご注意くださいね。