2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデル”プレイ(PLaY)”と”Zグレード”は、メーカーオプションで10スピーカーの”プレミアムオーディオ”を装着することができます。
車内でのカーオーディオの音質にこだわりたい人には、このプレミアムオーディオは、魅力的なアイテムですが、あまり知られていない欠点&デメリットも…。
この新型モデルに用意されているメーカーオプション”プレイミアムオーディオ”は、どのようなアイテムなのでしょうか?また、このプレミアムオーディオの欠点&デメリットは、何だったのでしょうか?
見積もりを貰った時にディーラーさんにコッソリと教えてもらった新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のプレミアムオーディオの特徴、欠点&デメリットを大公開したいと思います。
目次
新型ヴェゼルのプレミアムオーディオってどんなアイテム?【特徴&魅力を紹介】
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、グレードによって、スピーカーの数が異なります。
■新型ヴェゼルの各グレードのスピーカー数
グレードによって4個~8個のスピーカーが用意されているこの新型モデルですが、メーカーオプションで用意されている”プレミアムオーディオ”を装着すると、車内に10個のスピーカーが搭載されます。
プレミアムオーディオが装着されるスペース
10個のスピーカーが搭載される新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のプレミアムオーディオですが、車内のどこにスピーカーが備わるのでしょうか?
メーカーオプションで用意されているプレミアムオーディオを装着すると、次の10カ所にスピーカーが搭載されます。
■フロントドアの内側パネル:2個
■後部座席のドア内側パネル:4個
■フロントガラス横のAピラー:2個
■ダッシュボード中央上部:1個
■荷室の壁面(ウーファー):1個
このようにこの新型モデルのプレミアムオーディオは、車内の前後左右バランスよくスピーカーが搭載されるため、車内のどこに座っても、音に包まれているかのような臨場感を楽しむことができますよ。
プレミアムオーディオはクリアな音質
この新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に用意されているプレミアムオーディオの音質は、どうだったのでしょうか?
私は音楽にあまり造詣がないので、あまり詳しいことは言えませんが、6スピーカーを備えているZグレードと聞き比べをしたところ、歴然たる差がありました。
この新型モデルに用意されているプレミアムオーディオは、標準仕様のスピーカーと比べて、中音域~高音域の音が一つ一つ際立っていて、非常にクリアなサウンドになっているような感じが…。
特に中音域の再現性が非常に高く、ボーカルが目の前で歌っている様なリアル感と臨場感を味わえるのが好印象でした。
一方、少し意外だったのは、重低音です。
この新型モデルのプレミアムオーディオでは、荷室・ラゲッジスペースの左側に13cmのウーファーを搭載します。
■新型ヴェゼルの13cmのウーファー
なので、迫力のある重低音を楽しめると思っていたのですが、この新型モデルに用意されているプレミアムオーディオの重低音は、期待していたよりはマイルドな感じが…。
そのため、重低音が効いた迫力のあるサウンドと言うよりも、低音域~高音域のバランスがよく、安定した自然な音質といった感じになっていました。
ちなみに、Youtubeで新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のプレミアムオーディオの音質をテストしてくださった方がいらっしゃいます。
もしこの新型モデルのプレミアムオーディオの音質が気になる方は、ぜひご自分の耳で確認をしてみてくださいね。
プレミアムオーディオのオプション価格は約12万5000円
このようにクリアで臨場感のあるサウンドを楽しむことができる新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のプレミアムオーディオですが、いくらだったのでしょうか?
この新型モデルに用意されているプレミアムオーディオのオプション価格は、真上から見下ろすような視点でクルマを確認することができる”マルチビューカメラ”とセットで、12万7600円となっていました。
■新型ヴェゼルに用意されているマルチビューカメラ
※画像はステップワゴンのものです。
プレミアムオーディオ単体で12万円だったら、「少し高いな…」と感じてしまうかもしれません。
ただ、安全性を高めてくれる「マルチビューカメラ」とセットで、クリアなサウンドを楽しめるプレミアムオーディオを装着することができるのなら、かなりお買い得なのかなと思いました。
新型ヴェゼルのプレミアムオーディオの欠点
このようにクリアなサウンドを車内で楽しめるようになる新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のプレミアムオーディオですが、意外と知られていない欠点&デメリットもあります。
この新型モデルに用意されているプレミアムオーディオの欠点&デメリットは、何だったのか?包み隠さずお話したいと思います。
メーカーオプションナビが必要
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に用意されているプレミアムオーディオの欠点&デメリットの一つは、メーカーオプションで用意されている”純正ナビ”の装着が必須条件ということです。
■新型ヴェゼルの9インチワイドの純正ナビ
この新型モデルに用意されている最上位モデルの”プレイ(PLaY)”は、9インチワイドサイズの純正ナビが標準装備となっているため、この条件をクリアしています。
ただ、Zグレードでは、ディーラーオプションではなく、メーカーオプションで用意されている純正ナビを装着しないと、プレミアムオーディオを付けることができないので、ご注意くださいね。
前方の視認性が若干劣る
また、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に用意されているプレミアムオーディオの欠点&デメリットの一つが、前方の視認性です。
この新型モデルに用意されちえるプレミアムオーディオを装着すると、純正ナビの裏側、ダッシュボードの中央上部にスピーカーが一つ装着されます。
このダッシュボードの中央上部に備わっているスピーカーは意外と存在感があるため、プレミアムオーディオを装着していないモデルと比較すると、前方の視界のスッキリさが少し劣る感じが…。
■標準仕様の前方の視界
■プレミアムオーディオ仕様の前方の視界
このスピーカーが邪魔で前方の視界をさえぎるというわけではないのですが、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の魅力を損なうという部分では、少し気になるところでした。
荷室の積載性&使い勝手
また、プレミアムオーディオを装着した時の最大の欠点&デメリットが、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手です。
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に用意されているプレミアムオーディオは、ラゲッジスペースの左側の壁面にウーファーが備わるため、プレミアムオーディオを装着していない仕様と比較して、荷室の横幅が狭くなってしまうんですよね。
■プレミアムオーディオ仕様の荷室
■プレミアムオーディオを装着していないモデルの荷室
実際にどらくらい狭くなってしまうか確認してみたところ、実測で約20cmくらい横幅が狭くなっていました。
この差は、かなり大きいですよね。
この新型モデルのプレミアムオーディオを装着していないモデルでは、後部座席を使用した状態でゴルフバッグを2個収納できるようになっています。
ただ、プレミアムオーディオを装着した仕様では、荷室・ラゲッジスペースの横幅が狭くなっていしまうため、上記の画像のようにゴルフバッグを横積みにすることはできないとのこと。
なので、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に乗ってゴルフに行きたいと思っている方は、プレミアムオーディオの装着をしない方が良いかもしれません。
このようにプレミアムオーディオを装着すると、この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースの横幅が狭くなってしまうので、ご注意くださいね。
まとめ:メリット&デメリットが混在する新型ヴェゼルのプレミアムオーディオ
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のメーカーオプションとして用意されているプレミアムオーディオの特徴や魅力、欠点を確認したところ、このようになっていました。
■新型ヴェゼルのプレミアムオーディオのまとめ
・標準装備のスピーカーでは味わえないクリアなサウンド
・標準仕様よりも荷室の横幅は狭くなる
標準仕様では味わえないクリアで臨場感のあるサウンドを楽しめるのは、この新型モデルに用意されているプレミアムオーディオの魅力&メリットの一つです。
ただ、この新型モデルのプレミアムオーディオには、荷室・ラゲッジスペースの横幅が狭くなるなどの欠点&デメリットも…。
特にゴルフが趣味の方は、プレミアムオーディオを装着した方がよいか、じっくりと検討をした方が良いと思いますよ。