2021年8月にデビューを果たした日産の新型オーラ(AURA)は、ノートe-POWERよりも静寂性に優れ、プレミアムコンパクトカーと呼ぶのに相応しい乗り心地になっています。
ただ、ボディサイズが大きいこともあり、この新型モデルは、競合車・ライバル車よりも航続可能距離が格段に劣っていました。
この新型モデルのガソリンタンクを満タンにした時の走行距離(=最大の航続可能距離)は、どれくらいだったのでしょうか?また、ノートe-POWER競合車・ライバル車の航続可能距離とは、どれくらいの差があったのでしょうか?
日産からデビューを果たした新型オーラ(AURA)の航続可能距離を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型オーラの航続可能距離はどれくらい?
2021年8月にデビューを果たした日産の新型オーラ(AURA)のガソリンを満タンにした状態での航続可能距離は、このようになっています。
■新型オーラの航続可能距離
2WD車でも1,000kmに達しない新型オーラの航続可能距離
今回デビューを果たした日産の新型オーラ(AURA)のGグレードとGレザーエディションは、シートの素材が違うだけで、車体重量や燃費性能、ガソリンタンク容量などの違いはありません。
そのため、この新型モデルの航続可能距離は、Gグレード/Gレザーエディションどちらも全く同じになっていました。
ただ、2WD車の航続可能距離は、Gグレード/Gレザーエディションどちらも約980kmとなっており、「航続可能距離が良い」と言われる基準の1,000kmに達していないのが気になるところでした。
2WD車よりもさらに航続可能距離が短い4WD車
また、今回デビューを果たした新型ノート オーラ(NOTE AURA)の4WD車の航続可能距離は約817kmとなっており、航続可能距離が短い2WD車よりもさらに短くなっていました。
4WD車とは言え、2WD車よりも航続可能距離が150km以上も短くなっているのは、ちょっと残念ですよね。
今回デビューを果たした新型オーラ(AURA)の4WD車は、2WD車よりも静かで爽快な走りができると好評のようです。
ただ、この航続可能距離の短さは、この新型モデルの4WD車の欠点&デメリットの一つなのかなと思いました。
新型オーラの航続可能距離は、どれくらい短い?【競合車と比較】
「航続可能距離が長い」と言われる基準でもある1,000kmに遠く呼ばない新型オーラ(AURA)ですが、競合車・ライバル車と比較しても、やはりこの新型モデルの方がやはり短くなっていまいた。
この新型モデルと競合車の航続可能距離は、どれくらい差があるのか?比較してみたいと思います。
競合車より300㎞以上も短い新型オーラ
2021年8月にデビューを果たした新型ノート オーラ(NOTE AURA)と競合車・ライバル車の航続可能距離は、それぞれこのようになっています。
■新型オーラと競合車の航続可能距離比較
このように競合車の航続可能距離を見比べてみると、1000kmに達していない新型オーラ(AURA)の航続可能距離が際立って見えますね。
しかも、コンパクトカーの中で航続可能距離が一番長いトヨタのヤリス(YARIS)と比較すると、約300㎞もの差が…。また、この新型モデルのベースになっているノートe-POWERと比べても、約50kmの差があります。
静寂性や走りの良さが魅力の日産の新型オーラ(AURA)ですが、長距離ドライブに出かけた時の安心感やガソリンスタンドを探す手間のことを考えると、せめて1,000kmくらいは達成して欲しいところでした。
航続可能距離が短い原因は車体重量
競合車・ライバル車と比べて航続可能距離が圧倒的に短い日産の新型ノート オーラ(NOTE AURA)ですが、その原因の一つが、車体重量です。
この新型モデルは、競合車・ライバル車よりもボディサイズが大きい分、車体重量も重たくなっているんですよね。
■新型オーラと競合車の車体重量比較
そのため、この新型モデルは、コンパクトカーの中でも特に燃費性能が悪くなっています。
■新型オーラと競合車の燃費性能比較
2021年8月にデビューを果たした新型オーラ(AURA)は、3ナンバーサイズのボディの大きさを活かした車内空間の広さとプレミアム感あふれる走りが魅力の一つです。
ただ、航続可能距離に関して言うと、このボディサイズの大きさと重さが悪い方向に影響がでてしまったと言えるのかもしれませんね。
ガソリンタンク容量は競合車と同じ
クルマによっては、航続可能距離を伸ばすため、大きめのガソリンタンク容量を搭載している場合もあります。
ただ、今回デビューを果たした新型オーラ(AURA)のガソリンタンク容量は36リットルとなっており、競合車・ライバル車の一つでもあるホンダのフィット4よりもひと回り小さめのサイズに…。
■新型オーラと競合車のガソリンタンク容量比較
ちなみに、今回デビューを果たした新型モデルの2WD車に、ホンダのフィット4と同じ40リットルのガソリンタンクを積んだら、航続可能距離は1,000kmを超えるんですよね。
ガソリンタンクを大きくすると、車体重量がさらに重くなるというデメリットもありますが、航続可能距離のことを考えると、新型ノート オーラ(NOTE AURA)に40リットルのガソリンタンクを積んでも良かったのかなと、個人的には思いました。
まとめ:コンパクトカーの中で特に航続可能距離が短い新型オーラ
2021年8月にデビューを果たした新型オーラ(AURA)の航続可能距離を確認したところ、このようになっていまいした。
■新型オーラの航続可能距離のまとめ
・4WD車の航続可能距離は817.2km
・競合車より劣る新型オーラの航続可能距離
・航続可能距離が悪い原因は車体重量
この新型モデルは競合車・ライバル車の中で唯一、航続可能距離1,000kmを達成できず。
車内の広さや充実した機能&装備など、競合車・ライバル車にはない様々な魅力がある新型ノート オーラ(NOTE AURA)ですが、航続可能距離に関しては、競合車よりもだいぶ劣るのかなと感じました。