2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタの新型カローラ ツーリング/セダンの注目のアイテムの一つが、スマホやiPhoneと接続すればナビとして使用することもできるディスプレイオーディオです。
手軽にナビ機能などを使いたい方には便利に思えるこの新型モデルのディスプレイオーディオですが、実際に使用してみると、色々と気になるところも…。
2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタの新型カローラ ツーリング/セダンに標準装備されているディスプレイオーディオを実際に使用して分かった欠点&デメリットは何だったのか?
この新型モデルに用意されているディスプレイオーディオの欠点&デメリット、不満を包み隠さずお話したいと思います。
目次
オーディオレス仕様が無い【新型カローラツーリング/セダンのディスプレイオーディオの欠点1】
2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型カローラ ツーリング/セダンに用意されているディスプレイオーディオをの欠点&デメリットの一つは、オーディオレス仕様を用意していないということです。
■新型カローラツーリング/セダンのディスプレイオーディオ
今回新発売された新型モデルでは、このディスプレイオーディオを装着しないモデルを用意していないため、「ディスプレイオーディオは必要ない!」と思っている人ででも、必ず装着されてしまいます。
つまり、現在のところ、この新型カローラ ツーリング/セダンは市販のナビを装着することはできない仕様となっています。
ちょっとこれは残念ですよね。
マップを表示するために常にデータ通信が必要なことや、バッテリーの消耗の激しさ、故障のリスクなどから、自分のスマホやiPhoneなどをナビとして使用したくない人はいると思うんですよね。
また、「画面サイズが大きいアルパインの”ビッグX”を搭載したい!」、ブルーレイを再生する機能を搭載したナビが欲しい!」など、ナビの機能や性能、ブランドにこだわる人もたくさんいると思うんですよね。
■画面サイズの大きさに定評のあるアルパインのビッグX
実際に私はナビの性能や機能にこだわって、純正のものではなく、ブルーレイを再生できる機能を搭載したパナソニックのストラーダにしましたし…。
ただ、現時点ところ、このクルマに市販のナビを装着するスペースも方法はありません。
「新型カローラ ツーリング/セダンに乗りたい人は、市販のこだわりのナビを搭載を我慢して、トヨタが用意をしたディスプレイオーディオとナビを使用してください。」と言うのは、メーカーの都合を押し付けすぎなのかなと思いました。
なので、個人的には、メーカーオプション設定でも良いので、ディスプレイオーディオを都債していないレス仕様も用意しておいた方が良かったのかなと感じました。
視界を妨げる【新型カローラツーリング/セダンのディスプレイオーディオの欠点2】
また、ディスプレイオーディオが運転中の視界を遮るのも、欠点&デメリットの一つです。
これはディーラーさんから話をきいたのですが、新型カローラ ツーリング/セダンに備わっているディスプレイオーディオによって、斜め前方の視界が遮られるのが気になる方もいるそうです。
確かにこの新型モデルのディスプレイオーディオは、このようにダッシュボードよりも上に大きく張り出しているんですよね。
■ダッシュボード上部に張り出したディスプレイオーディオ
私が確認したところ、通常仕様の7インチサイズのディスプレイオーディオでも、10cm弱ダッシュボードよりも上に張り出しています。
なので、右斜め前方を確認する際、ディスプレイオーディオが視界に入ってきます。
私はこのクルマを試乗した際、ディスプレイオーディオが視界に入ってもそれほど気にはならなかったのです。
ただ、確かにフラットな水平基調のダッシュボードを備えたクルマの運転になれた人には、ダッシュボードよりも頭一つ飛び出したディスプレイオーディオは少し気になるかも…。このディスプレイオーディオ自体かなり存在感もありますし…。
もしこれから新型カローラ ツーリング/セダンの試乗に行かれる方は、右斜め前方を確認する際、ディスプレイオーディオが視界を妨げないかチェックをしてみてくださいね。
意外とお金がかかる【新型カローラツーリング/セダンのディスプレイオーディオの欠点3】
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタの新型カローラ ツーリング/セダンに標準装備されているディスプレイオーディオを色々と確認してみて気になったことの一つが、コスト面です。
ディスプレイオーディオ自体は全グレードに標準装備されているため余計なお金はかからないのですが、色々な機能を備えようとすると、意外とお金がかかります。
画面サイズがひと回り大きい9インチ画面はオプション
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型カローラ ツーリング/セダンは7インチサイズのディスプレイオーディオが標準装備されているのですが、ディスプレイのオーディオを一回り大きい9インチサイズにすると、2万8600円の追加料金(オプション代)が発生します。
■標準仕様の7インチのディスプレイオーディオ
■オプションの9インチサイズのディスプレイオーディオ
このように見比べると分かると思いますが、やはり9インチサイズのディスプレイオーディオの方が画面に迫力があって良いです。また、運転中のナビの視認性にも大きな違いがありました。
ちなみに、下記の記事では、新型カローラツーリング/セダンに標準装備されている7インチとオプションの9インチのディスプレイオーディオのサイズや見え方の違いを徹底比較しています。
サイズや視認性、デザインの違いをもっと詳しく確認したい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
フルセグTVもオプション
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型カローラ ツーリング/セダンに用意されているディスプレイオーディオは画面が備わっているとは言え、その名の通り”オーディオ”の一種なので、標準仕様のままではテレビを見ることができません。
このディスプレイオーディオでテレビを見れるうにするには、”アップル カープレイ(Apple CarPlay)”や”アンドロイド オート(Android Auto)”とセットになっている”フルセグTV”のオプションを追加するしかありません。
ちなみに、フルセグTVと”アップル カープレイ(Apple CarPlay)”、もしくは、”アンドロイド オート(Android Auto)”のセットのオプション価格は、3万3000円となっています。
このようにディスプレイオーディオに様々な機能を備えると、思ったよりもお金がかかります。
ディスプレイのサイズを大きくしたり、テレビを見るのに追加料金(オプション代)が発生するのなら、ディスプレイオーディオではなく自分が好きな車載ナビを購入した方が良い感じがしました。
まとめ:ディスプレイオーディオの機能は市販のナビよりも劣る
2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタの新型カローラ ツーリング/セダンの注目のアイテムの一つ”ディスプレイオーディオ”は、ナビ機能などを手軽に使いたい方にはとても良い機能です。
ただ、標準仕様のままではテレビが見れないなどディスプレイオーディオの機能は、市販のナビよりも明らかに劣ります。
個人的にはディスプレイオーディオを搭載した仕様だけではなく、市販のナビを装着した人のためにオーディオレス仕様を用意しても良かったのかなと思いました。