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ホンダらしくない!?試乗で分かった新型フィット4ハイブリッドの魅力と欠点

先日、フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車の試乗に行ってきました。

この新型モデルのハイブリッド車は先代モデルとは異なり、エンジンで発電した電気でモーターで駆動をする”e:HEV(イー エイチ・イー・ブイ)”を採用。

そのおかげもあり、この新型モデルのハイブリッド車は先代モデルとは全く異なる乗り心地&ドライブフィーリングになっていました。

ただ、新しいハイブリッドシステムを搭載したこの新型モデルを試乗してみると、先代モデルの方が良かったと思うところも…。

今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車の走破性やドライブフィーリング、乗り心地で先代モデルよりも良いと思ったところは、何だったのでしょうか?逆に先代モデルの方が良かったと思ったところは、どこだったのでしょうか?

新しいシステムを搭載したこの新型モデルのハイブリッド車の魅力や欠点を、包み隠さずお話したいと思います。

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新型フィット4のハイブリッド車を試乗【先代よりも良かったところとは?】

新しいシステムを搭載して新しく生まれ変わった新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車ですが、先代モデルのハイブリッド車と比較して、どこが良くなっていたのでしょうか?

この新型モデルのハイブリッド車を試乗して、「このクルマのハイブリッド車ってスゴイ!」と、感動したところを、紹介したいと思います。

モーターのみで走行できる範囲の広さ

2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車を試乗してみて驚いたことの一つが、モーターのみで走行できる範囲の広さです。

1モーター&1エンジンを組み合わせたシンプルな作りになっていた先代モデルのハイブリッド車は、アクセルの踏み始めはモーターのみで走り始めるものの、加速していって時速20km/h~30km/hになると、すぐにエンジンを併用するハイブリッド走行となっていました。

■先代モデルの新型フィット3 ハイブリッド

また、街中を一定の速度で走行していても、ほとんどがモーターとエンジンを併用するハイブリッド走行となっており、モーターのみで駆動をするEV走行の場面は本当に少なかったです。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車では、モーターのみで駆動をするEV走行できる範囲が大幅にアップ。

私がこの新型モデルを運転した時は、時速70km/hくらいまで加速をしたのですが、エンジンが駆動することなく、モーターのみで気持ち良く加速をしていってくれました。

また、街中を時速30km/h~40km/hで運転していた時も、モーターのみが駆動するEV走行で楽しむことができました。(バッテリーの充電が少なくなると、時々エンジンが駆動して発電をしていましたが…。)

このモーターのみで駆動をする”EV走行”の距離が長くなり、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。

ドライブモード切替時のギクシャク感がなくなった

また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車を運転して良かったと思ったことの一つが、ドライブモードが切り替わった時のギクシャク感や衝撃がなくなったことです。

1モーター&1エンジンを搭載した先代モデルのフィット3(FIT3)では、走り始めのモーター走行からエンジンも併用するハイブリッド走行に移行する時など、ギクシャクする感じが気になっていました。

また、マイナーチェンジをした後期モデルでは、このギクシャク感もだいぶ緩和されましたが、それでも運転をしていると、ドライブモードの切り替えがハンドルやシートから伝わってくる衝撃や振動で分かる乗り心地になっていました。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車では、このドライブモードの切り替えがとてもスムーズになり、シームレスな乗り心地に…。

例えば、この新型モデルでは、バッテリーの残量が少なくなると、モーターのみが駆動しているEV走行モードから、エンジンで発電を行うハイブリッド走行モードに切り替わります。

ただ、この新型モデルではエンジンの駆動が非常にスムーズなため、いつエンジンが駆動してハイブリッド走行モードに切り替わったかまったく気が付きませんでした。

また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車では、高速道路を運転する時など、モーター駆動よりもエンジン駆動で走行したほうが効率的に良い状況では、エンジンで駆動する”エンジン走行モード”も用意しています。

オデッセイやステップワゴンなど、この新型モデルのハイブリッド車と同じシステムを採用しているクルマでは、”エンジン走行モード”に切り替わった時、若干のギクシャク感と振動が…。

そのため、スグにドライブモードの切り替えが分かりました。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車では、エンジンで直接駆動する”エンジン走行モード”に切り替わった時の繋ぎ目がないシームレスとな乗り心地に…。

このドライブモードの切り替えやエンジンの駆動が気にならないシームレスな加速やドライビングフィールは、先代モデルにはない新型モデルのハイブリッド車の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。

しなやかになった乗り心地

また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車を試乗して驚いたことの一つが、乗り心地の違いです。

先代モデル(特に前期モデル)は、足回りが硬く、良くも悪くもホンダのクルマらしい乗り心地になっていました。

なので、デコボコ道や路面の荒れたアスファルト道路を運転した時は、下からの衝撃や突き上げ感がお尻やハンドルにダイレクトに伝わってくる感じでした。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、スルスルとしたしなやかな乗り心地に…。

また、私が試乗をした新型フィット4ハイブリッドの人気モデル”ホーム(HOME)”の車体重量は1,180kgとなっており、先代モデルの人気モデル”ハイブリッドL”よりも30kgも重たくなっています。

そのため、”どっしり”とした重厚感のある乗り心地になったような感じが…。

先代モデルのようなスポーティーさはありませんが、しっとりとした滑らかな乗り心地は、かわいらしい顔つきに生まれ変わったこの新型モデルにマッチしているように感じました。

ココが残念!新型フィット4のハイブリッド車が先代より劣るところは?

シームレスな乗り心地を楽しめるようになった新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車ですが、試乗をしてみて、「イメージと違った…」「先代の方が良かった」と、感じたところも…。

今回フルモデルチェンジをして新発売をしたこの新型モデルのハイブリッド車が先代モデルよりも劣っていると感じたところは、どこだったのでしょうか?

私がこの新型モデルのハイブリッド車を試乗して気になったところを包み隠さずお話したいと思います。

発進時の加速のもっさり感

今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車を試乗して残念に思ったことの一つが、発進時のもっさり感です。

この新型モデルでは、モーター駆動がメインと言うこともあり、”0→1″が得意な電気自動車やノートe-POWERのようにアクセルを踏み込んだ瞬間にビュンっと前に飛び出していくような瞬発力、ダイレクト感を楽しめるクルマになっているようなイメージを持っていたんですよね。

しかし、この新型モデルのハイブリッド車は、発進の瞬間、アクセルを踏み込んでも、モーター駆動の良さを活かしたビュンと飛び出していくような加速感やダイレクト感は一切なし。

この新型モデルのハイブリッド車は、モサ~~っと静かに走り出していくような走り出しに…。

試乗に同行をしてくれたディーラーさんは、「誰でも運転しやすいように滑らかで自然な発進加速を目指しました!」と仰っていましたが、個人的には、もう少しパンチのある走り出しにしもて良かったのかなと感じました。

ホンダらしくないドライビングフィール

また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)を試乗して気になったのは、先代モデルよりも運転をする楽しさが減ってしまったような感じがしたことです。

例えば、ハンドルの操舵感。

先代モデルは、ハンドルを軽く切った瞬間に即座に反応をしてくれるダイレクト感のあるドライビングフィールをになっていました。

しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をしたこの新型モデルのハンドルは先代モデルよりも遊びがあり、もっさりとしたハンドルの操舵感に…。

また、先代モデルに備わっていたエンジンを積極的に活用する”Sモード(スポーツモード)”もなくなり、キビキビとした走りも楽しめません。

■先代モデルのSモード

今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車は全体的に上手にまとまっており、誰でも安心して運転できるクルマになっていると思います。

ただ、その一方、先代モデルで味わえたダイレクト感やスポーティーさがなくなり、特徴のない走りになってしまったのが、個人的には残念でした。

まとめ:良くも悪くも【そつがない】新型フィット4のハイブリッド

2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車は、モーター駆動ならではのシームレスな走りを楽しめる快適なクルマに仕上がっていました。

その一方、新しく生まれ変わったこの新型モデルのハイブリッド車は、走りに定評のある【ホンダらしさ」は失われてしまったような感じが…。

ハイブリッド車もとても良いクルマに仕上がっていましたが、もし、ホンダのクルマらしい颯爽感のある走りを楽しみたいのなら、ハイブリッド車よりもガソリン車の方が良いのかなと思いました。

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