2024年1月にマイナーチェンジをした日産の人気コンパクトカー新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、全方位的に進化を遂げていましたが、小回り性能&最小回転半径の良さも魅力のひとつです。
ただ、実際にこの新型モデルを運転してみると、小回り性能に関しては、競合車・ライバル車よりも劣るような感じが…。
そんな新型モデルの最小回転半径&小回り性能は、どれくらいだったのでしょうか?また、今回デビューを果たしたこの新型モデルを試乗をして、小回り性能で気になったことは、何だったのでしょうか?
新しく生まれ変わった新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の小回り性能&最小回転半径を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
最小回転半径はどれくらい?【新型ノートe-POWERの小回り性能をチェック】
2024年1月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の小回り性能を表す最小回転半径を確認してみたところ、次のようになっていました。
■新型ノートe-POWERの最小回転半径
新型ノートe-POWERの最小回転半径は全グレード4.9m
今回デビューを果たした新型モデルの最小回転半径は、2WD/4WD問わず全グレード共通して4.9mとなっています。
フルモデルチェンジをする前の先代モデルの最初回転半径は5.2mだったのです、今回デビューを果たした新型モデルは、先代モデルよりも0.3mも小回り性能がアップしたことに…。
そのおかげもあり、この新型モデルは、先代モデルよりも片道一車線でのUターンがしやすくなっていました。(最小回転半径が大きい先代モデルは、Uターンをするのにかなり気を使った…)
競合車に勝るとも劣らない新型ノートe-POWERの最小回転半径
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、競合車・ライバル車に見劣りをしない最小回転半径&小回り性能を備えています。
ご覧いただければ分かると思いますが、この新型モデルの最小回転半径は、ホンダの新型フィット4やマツダのMAZDA2と並んでコンパクトカーの中でトップクラスの数値に…。
■新型ノートe-pOWERと競合車の最小回転半径
今回デビューを果たしたこの新型モデルのボディサイズや車内の広さを考えると、競合車・ライバル車に負けない最小回転半径は、かなり頑張ったのかなと思いました。
最小回転半径が小さくなった秘密は前輪の切れ角
先日、この新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)を試乗した時に同乗をしたディーラーさんに教えて貰ったのですが、この新型モデルの最小回転半径が先代モデルよりも良くなった理由の一つは、前輪の切れ角にあるそうです。
ちなみに、切れ角とは、ハンドルやタイヤが方向転換時などに切れる角度のことです。
■新型ノートe-POWERのハンドル
先代モデルは、ハンドルを切った時の前輪の切れ角は内輪が38度、外輪が32度となっており、競合車・ライバル車よりも劣っていたそうです。
しかし、新型モデルはホイールハウスまわりを工夫したことにより、ハンドルを切った時の切れ角の内輪を41度、外輪を34度に拡大。
そのおかげもあり、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、競合車・ライバル車に勝るとも劣らない小回り性能を備えることができたようですよ。
新型ノートe-POWERの小回り性能【試乗をして気になったこととは?】
今回デビューを果たした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の小回り性能は、数値上、ホンダの新型フィット4(FIT4)やマツダのMAZDA2と同じになっています。
ただ、実際にこの新型モデルを試乗してみたところ、競合車・ライバル車よりも小回り性能は、劣るように感じました。
なぜ私はこの新型モデルの小回り性能は、競合車・ライバル車よりも劣ると感じたのでしょか?その理由を紹介したいと思います。
細い道での取り回しは競合車より劣る
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)を試乗して気になったのは、細い道での取り回しです。
私の家の近所は細い道が多いのですが、同じ最小回転半径となっているホンダの新型フィット4(FIT4)やマツダのMAZDA2は取り回しが良く、クルマが一台なんとか通れる道でもスルスルと通り抜けることができたんですよね。
そのため、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)で家の近所を運転した時も、ホンダの新型フィット4(FIT4)やマツダのMAZDA2のような取り回しを期待していました。
しかし、この新型モデルは、ボディサイズ&ホイールベースが大きいこともあり、競合車・ライバル車よりも大回りしている感じが…。
また、競合車・ライバル車よりも細い路地をカーブする際、ハンドルを余計に回さないと曲がれない感じがありました。
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)とホンダの新型フィット4(FIT4)やマツダのMAZDA2は同じ最小回転半径となっています。
ただ、この新型モデルの方がホイールベースが2,600mmと長いこともあり、競合車・ライバル車よりも細い路地での取り回しは不利なのかなと感じました。
ボンネット(フロントオーバーハング)の長さ
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)を試乗していて気になったのは、ボンネット(フロントオーバーハング)の長さです。
今回デビューを果たした新型モデルは、背伸びをしなくても運転席からボンネットの4分の3くらいまで確認することができる比較的前方の見切りの良いクルマになっています。
■新型ノートe-POWERの前方の視界
ただ、今回デビューを果たした新型モデルは、競合車・ライバル車よりもボンネット(フロントオーバーハング)が長いこともあり、細かい路地を曲がる際は、気を使います。
競合車・ライバル車よりも長いフロントオーバーハングも、新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は小回りが効かないと感じる原因の一つなのかなと、試乗をして思ってしまいました。
まとめ:競合車よりも取り回しで劣る新型ノートe-POWER
2024年1月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の最小回転半径&小回り性能を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ノートe-POWERの小回り性能のまとめ
・最小回転半径はコンパクトカーの中でトップクラス
・実際に運転した時の取り回しは、競合車よりも劣る
今回デビューを果たした新型モデルの数値上の小回り性能は、競合車・ライバル車に劣っていません。
ただ、新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)はホイールベースやフロントオーバーハングが長いこともあり、実際に運転した時の取り回し&扱いやすさは、競合車・ライバル車よりも少し劣るのかなと感じました。のて