2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、スタイリッシュな見た目や広々とした車内空間など、競合車・ライバル車にはない魅力&メリットがあります。
ただ、今回デビューを果たした新型モデルよりも競合車・ライバル車の方が優れていると感じたところも…。
今回デビューを果たした新型モデルよりも競合車・ライバル車の方が優れていると感じたところは、何だったのでしょうか?
競合車・ライバル車よりも見劣りをする新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の欠点&デメリットを、包み隠さずお話したいと思います。
目次
荷室の使い勝手【新型ヴェゼルの欠点&デメリット1】
2101年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)が競合車よりも見劣りをするアイテム&装備の一つが、荷室・ラゲッジスペースです。
この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースは、クルマから離れると自動でテールゲートが閉まる”予約クローズ機能付きのパワーテールゲート”やLEDのラゲッジランプなど、競合車にはない魅力&メリットもあります。
■予約クローズ機能が備わった新型ヴェゼルの荷室
ただ、この新型モデルよりも、競合車・ライバル車の荷室・ラゲッジスペースの方が優れているところもありました。
競合車よりも狭い荷室の奥行き
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)よりも競合車・ライバル車の方が優れているところの一つが、通常時の荷室のサイズです。
ヴェゼルと言うと、荷室・ラゲッジスペースも広いと言ったイメージを持つかもしれません。
ただ、後部座席を使用した通常時の荷室の奥行きは、競合車・ライバル車よりも少し劣るんですよね。
■新型ヴェゼルと競合車の荷室のサイズ比較
ご覧いただければ分かると思いますが、この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、競合車・ライバル車の中で一番狭くなっており、一番奥行きが広い新型キックスと比較すると、10cm以上の差が…。
■新型ヴェゼルの通常時の荷室
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、後部座席の居住性を優先したために、荷室・ラゲッジスペースの奥行きが狭くなったようですが、この荷室の奥行きの狭さは、少々気になるところでした。
競合車よりも少ない荷室アレンジのバリエーション
また、荷室・ラゲッジのアレンジのバリエーションの少なさも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の欠点&デメリットの一つです。
トヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)では、後部座席の中央部分のみを収納することができる4対2対4分割方式の後部座席を採用していました。
■4対2対4方式の新型ヤリスクロスの荷室
また、荷室・ラゲッジスペースのフロアの高さを調節することができるデッキボードも採用。
そのおかげもあり、積み込む荷物の量や大きさに応じて、荷室・ラゲッジスペースのアレンジを自由自在に変更することができました。
■変幻自在な新型ヤリスクロスの荷室
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)では、6対4分割方式の後部座席を活かしたオーソドックスな荷室・ラゲッジスペースを採用。
■オーソドックスな形の新型ヴェゼルの荷室
そのため、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)と比較すると、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手で少し見劣りするのかなと感じました。
運転のしやすさ【新型ヴェゼルの欠点&デメリット2】
また、2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の欠点&デメリットの一つは、運転のしやすさです。
今回デビューを果たした新型モデルは運転席からの見晴らしも良く、また、車体感覚も掴みやすくなっています。
ただ、今回デビューを果たした新型モデルを実際に運転してみたところ、色々と気になる部分がありました。
競合車よりもひと回り大きく感じる車体感覚
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)を試乗して気になったのは、車体感覚の掴みやすさです。
フルモデルチェンジをして新しく生まれ変わったこの新型モデルは、トヨタのC-HR/CHRと並んで、コンパクトUSVの中でトップクラスのボディサイズ&車内空間となっています。
■新型ヴェゼルと競合車のボディサイズ
■新型ヴェゼルと競合車の室内サイズ
この新型モデルのボディサイズ&室内サイズは競合車の中でトップクラスとなっているため、運転感覚は、コンパクトSUVと言うよりもひと回り大きいミドルクラスのSUVに近いです。
また、ボディサイズが大きいため、車体感覚が掴みにくく、細い路地でのすれ違いや幅寄せは、競合車・ライバル車よりも気を使います。
競合車・ライバル車よりも劣る小回り性能
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、競合車・ライバル車よりも小回り性能で劣るのも、欠点&デメリットの一つです。
■新型ヴェゼルと競合車の最小回転半径
ご覧いただければ分かると思いますが、今回デビューを果たしたこの新型モデルは、競合車・ライバル車よりも小回り性能を表す最小回転半径が、0.4m~0.2mほど劣ります。
そのため、この新型モデルは、細い路地での取り回しは苦手です。
また、駐車エリアが狭い駐車場では、競合車・ライバル車よりも2回~3回ほど切り返しが多くなる可能性も…。
このように今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、競合車・ライバル車よりも小回り性能も劣るので、細い路地を運転する機会が多い方は、ご注意くださいね。
車体本体価格&乗り出し価格の高さ【新型ヴェゼルの欠点&デメリット3】
また、競合車・ライバル車よりも車体本体価格&乗り出し価格が高いのも、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の欠点&デメリットの一つです。
新型ヴェゼルの車体本体価格は競合車よりも15万円ほど高い
今回デビューを果たした新型モデルと競合車の車体本体価格を比較すると、このようになっています。
■新型ヴェゼルと競合車の車体本体価格
機能や装備が全く同じと言うわけではないので、一概に比較をすることができませんが、フルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、他メーカーのコンパクトSUVよりも15万円以上も高くなっています。
乗り出し価格で比較すると、40万円以上もの差が…
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、乗り出し価格も競合車・ライバル車よりも高くなっています。
私が貰ってきたこの新型モデルの最上位に位置をする”プレイ(PLaY)”と、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の最上位モデル”ハイブリッドZ”のFF車同士の見積もりを比較してみると、こんなに大きな差が…。
■新型ヴェゼルとヤリスクロスの乗り出し価格比較
機能や装備が多少違うとは言え、40万円におよぶ価格差にはビックリですよね。
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、機能や装備は非常に優れていますが、このように競合車・ライバル車よりも車体本体価格&乗り出し価格は高くなっているので、ご注意くださいね。
まとめ:車体本体価格&乗り出し価格の高さが際立つ新型ヴェゼル
スタイリッシュな見た目や充実した機能&装備が魅力のホンダの人気SUV新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)ですが、競合車・ライバルよりも見劣りする欠点&デメリットもありました。
■競合車よりも劣る新型ヴェゼルの欠点のまとめ
・ひと回り大きく感じる車体感覚&小回り性能
・車体本体価格&乗り出し価格の高さ
今回デビューをはたした新型モデルは、ボディサイズが大きいこともあり、競合車・ライバル車よりも小回り性能は劣ります。
また、競合車・ライバル車よりも圧倒的に車体本体価格&乗り出し価格が高いのも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の欠点&デメリットの一つです。
なので、この新型モデルを購入する際は、しっかりと値引き交渉をして、少しでも安く購入する努力をした方が良さそうですね。