2020年8月にデビューを果たしたトヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、LEDとハロゲンの2種類のヘッドライトを用意しており、グレード別に設定をしています。
■新型ヤリスクロスのヘッドライトの種類
・Gグレード/ハイブリッドG…ハロゲンヘッドライト
・Xグレード/ハイブリッドX…ハロゲンヘッドライト
そのため、グレードによってヘッドライトを点灯した時の雰囲気やスタイリッシュさに違いが…。
トヨタから新発売をした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているヘッドライトは、どのようなデザインになっていたのでしょうか?また、LEDとハロゲンでどのような違いがあったのでしょうか?
実車画像を使って、この新型モデルに用意されているヘッドライトの特徴や違いを分かりやすく紹介したいと思います。
目次
LEDの特徴は?【新型ヤリスクロスのヘッドライト1】
トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の最上位モデル”Zグレード/ハイブリッドZ”に用意されているLEDヘッドライトは、このようなデザインになっています。
■新型ヤリスクロスのLEDヘッドライト
ベースとなっている人気コンパクトカーの”ヤリス(YARIS)”では3眼式のヘッドライトを標準装備していましたが、この新型モデルでは2眼式のLEDヘッドライトを採用。
そのおかげもあり、この新型モデルは、スッキリとした印象のフロントマスクになっていました。
また、この新型モデルのヘッドライトはトヨタのクルマとしては大きめのサイズになっており、SUVらしい力強さを感じるデザインになっていたのも印象的でした。
洗練されたフロントマスクを演出するLEDヘッドライト
このようなデザインになっている新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のLEDヘッドライトですが、ライトを点灯すると、どのような感じに光り輝くのでしょうか?
この新型モデルに用意されているLEDヘッドライトを点灯した時の様子を確認してみることにしましょう。
こちらは、クリアランスランプ(ポジションランプ)を点灯した時の様子です。
■クリアランスランプを点灯した時の様子
この新型モデルのクリアランスランプは、ヘッドライトユニットの上部にライン状に輝くデザインに…。
ライン状に輝くクリアランスランプが、この新型モデルの大きなヘッドライトをより強調しており、スタイリッシュなフロントマスクを演出しているように感じました。
また、この新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のヘッドライトを点灯してみると、このような感じに…。
■ロービームを点灯した時の様子
この新型モデルに用意されているLEDヘッドライトは2眼式になっているのですが、ロービームは外側のライトが点灯。
そして、ハイビームに切り替えると、内側のライトが点灯します。
■ハイビームを点灯した時の様子
今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のLEDヘッドライトは、一つのバルブでハイビームとロービームを切り替えることができるバイビーム(Bi-Beam)タイプになっていなかったのは、個人的には、少し残念な感じが…。
■トヨタ車のバイビームタイプのLEDヘッドライト
ただ、青白く輝くLEDヘッドライトは、街中で映えるこの新型モデルとの相性も良く、洗練されたオシャレなフロントマスクを強調しているように感じました。
最新のダブルファンクション ウインカーを採用
また、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のLEDヘッドライトの注目ポイントの一つは、クルマの両サイドに備わった縦長デザインのウィンカーです。
■新型ヤリスクロスのLEDヘッドライトのウィンカー
どっしりとした安定感のある見た目を演出するこの新型モデルのウィンカーですが、なんと日中の安全性を高めるデイライト(デイタイムライト)機能も兼ね備えた”ダブルファンクション タイプ”のウィンカーに…。
なので、この新型モデルのウィンカーは、日中はデイライトとして白く点灯し、ハンドルの右側にあるウィンカーのレバーを操作すると、ウインカーが点滅する側のデイライトがが消え、オレンジ色のウィンカーが点灯します。
実際にウィンカーを点灯してみると、このような感じに…。
ちなみに、デイライト機能付きのウィンカーを備えていたのは、トヨタ車の中でこのクルマが初めてです。
このように最新の機能を備えているのも、新しくデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の魅力の一つなのかなと思いました。
ハロゲンの特徴は?【新型ヤリスクロスのヘッドライト2】
一方、こちらは、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に最廉価モデル”Xグレード”と中間モデル”Gグレード”に標準装備されているハロゲンタイプのヘッドライトです。
■新型ヤリスクロスのハロゲンヘッドライト
ヘッドライトの形自体は、ハロゲンとLEDで大きな違いはありません。
なので、日中にヘッドライトを確認しても、ハロゲンかLEDか見分けはなかなかつきません。
ただ、ヘッドライトを点灯すると、ハロゲンとLEDの違いは一目瞭然でした。
上質感で見劣りをするハロゲン ヘッドライト
こちらが、2020年8月にトヨタからデビューをした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハロゲンのヘッドライトを点灯した時の様子です。
■クリアランスランプを点灯した時の様子
最廉価モデルのXグレードや中間モデルのGグレードに標準装備されているハロゲンタイプヘッドライトでも、ライン状に輝くLEDのクリアランスランプを採用。
そのため、クリアランスランプを点灯時のフロントマスクは、LEDヘッドライトユニットを搭載した最上位モデルの”Zグレード”と大きな違いはありませんでした。
一方、こちらは、ハロゲンのヘッドライトを点灯した時の様子です。
■ロービームを点灯した時の様子
2眼式のデザインを採用しているのはLEDヘッドライトと同じですが、ハロゲンのヘッドライトは、ハロゲン特有のオレンジがかった輝き方に…。
LEDヘッドライトを標準装備した”Zグレード”と比較すると、見た目のスタイリッシュさや洗練さに関しては、ハロゲン ヘッドライトの方がやはりワンランク劣るのかなと思いました。
ウィンカーのデザインにも違いが…
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているハロゲンタイプのヘッドライトとLEDタイプのヘッドライトでは、ウィンカーのデザインにも違いがありました。
LEDタイプのヘッドライトでは、デイライトも兼ね備えたダブルファンクションタイプのウィンカーとなっていましたが、ハロゲンタイプのヘッドライトでは、ウィンカーとデイライトが分かれたオーソドックスなデザインに…。
■ウィンカーを点灯した時の様子
ハロゲンタイプのヘッドライトのウィンカーサイズは、LEDタイプの半分になっているため、点灯時の迫力やインパクトに大きな差が…。
ここらへんも、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているハロゲンヘッドライトとLEDヘッドライトの大きな違いの一つなのかなと思いました。
まとめ:点灯時の洗練さに大きな差がある新型ヤリスクロスのヘッドライト
2020年8月にフルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のヘッドライトは、ハロゲン/LEDそれぞれこのようなデザインになっていました。
最上位モデルの”Zグレード”に標準装備されているLEDヘッドライトは、このクルマのイメージにマッチしたスタイリッシュな輝きに…。
また、デイライトを兼ね備えたダブルファンクションタイプのウィンカーを備えるなど機能性に優れているのも好印象でした。
ちなみに、LEDヘッドライトはメーカーオプションとして用意されおり、XグレードやGグレードのヘッドライトをハロゲンからLEDにアップグレードすることも可能です。
もし見た目のデザイン性やスタイリッシュさにこだわるのなら、LEDヘッドライトに変更することを検討してみても良いかもしれませんね。