「新型RAV4を運転している時でも良い音で音楽を楽しみたい!」と思っている方に注目を集めているアイテムが、ディーラーオプション設定となっているダブルツィーターシステムです。
先日、このダブルツィーターシステムを搭載しているモデルを試乗する事ができたのですが、標準仕様のスピーカーとは全く異なる音響環境に…。
ただ、逆にダブルツィーターシステムで気になるところもありましたが…。
この新型モデルに用意されているダブルツイーターシステムの使い勝手や音質は、どうだったのでしょうか?また、このダブルツィーターシステムを装着したモデルを試乗してみて気になったところは、どこだったのでしょうか?
2019年4月にデビューを果たした新型RAV4に、ディーラーオプションとして用意されているダブルツィーターシステムの使いが手や弱点を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型RAV4のダブルツィーターシステムってどんな機能?
2019年4月にデビューを果たした新型RAV4に用意されているダブルツィーターシステムとは、ダッシュボードの左右に専用のツィーターを設置する事によって、運転席と助手席の音のタイミングを一致させる機能のことです。
■新型RAV4に用意されているダブルツィーターシステム
そして、こちらが車内の音響環境をガラッと変えてくれるダブルツィーターです。
■新型RAV4のダッシュボードに備わるダブルツイーター
この新型モデルでは、”ダイレクトツィーター”と”ホーンツィーター”という2つのトゥイーターを組み合わせているため、サイズが大きく、インパクトがあります。
実際にダブルツィーターを装着しているモデルと装着していないモデルのダッシュボードを比較してみると、このような違いが…。
■ダブルツィーターシステム装着モデル
■ダブルツィーター未装着モデル
ダブルツィーターを装着しているモデルの方が特別感がある感じが…。
また、艶やかなピアノブラック調になっているダブルツィーターが、高級感と上質感のあるダッシュボードを演出しているように感じました。
新型RAV4のダブルツィーターシステムの使い勝手は?【試乗レビュー】
そんな新型RAV4のダブルツイーターシステムを試乗した際に使わせて貰ったのですが、通常のスピーカーで音楽を聞くとは全く異なる高音質になっていました。
ダブルツィーターシステムが装着されていない一般的なスピーカーの場合、一番近くのスピーカーから音楽が流れてくるだけ。音質もイマイチですし、音に包みこまれれているような感覚も一切ありません。また、音質もクリアではなく、迫力もイマイチです。
一方、ダブルツィーターシステムを搭載したモデルでは、360度音に包まれる感覚が…。
また、私は運転席(車内の右前)に座っていたのにも関わらず、まるで左右のスピーカーの中央に座っているような臨場感と迫力が…。
スピーカー事態を取り換えたのではなく、ダッシュボードの左右にツィーターを後付けしただけなのに、まるで高音質のスピーカーに取り換えたような音を楽しむことができたのは、かなり驚きました。
走行音やロードノイズが気にならない音質の良さ
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型RAV4のダブルツイーターシステムを使用して驚いたのが、走行中の音質の良さです。
このクルマに標準装備されているスピーカーの場合、高速道路を運転していると、ロードノイズなどのエンジン音に音楽がかき消されてしまう場合があり、ある程度ボリュームを大きくしないといけませんでした。
しかし、純正スピーカーでは十分ではなかった中音域~高音域を補ってくれるダブルツィーターシステムを搭載すると、音の輪郭がハッキリとする感じが…。
なので、高速道路などを運転していても音楽がハッキリと聞こえるため、わざわざ音を大きくする必要はありません。また、聞こえてくる音にザラつきがなく、女性ボーカルや金管楽器の高い音がキレイに車内に鳴り響きます。
高速道路を運転している時など、ロードノイズや騒音が大きいシーンでも、高音質で臨場感のある音楽を楽しめるのは、今回フルモデルチェンジをして新発売されたこの新型モデルのダブルツィーターシステムのメリットの一つなのかなと思いました。
新型RAV4のダブルツイーターシステムの欠点・弱点は?
このように臨場感の音楽を楽しむ事ができる新型RAV4のダブルツィーターシステムですが、実際に使用してみると、ちょっと気になる事もありました。
それは、左右の視界です。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型モデルは、三角窓(クォーターガラス)も大きく、また、サイドミラーもドアから生える出残となっているため、ミドルクラスSUVの中で比較的斜め前方の視界は良いクルマとなっています。
■新型RAV4の斜め前方の視界
しかし、このダブルツィーターは、ダッシュボードの左右に備わるため、標準仕様のモデルよりも斜め前方の視界が若干劣る感じが…。
■ダブルツィーターシステム仕様の斜め前方の視界
ダブルツィーターシステムが装着されていないモデルと比較すると、若干斜め前方の死角が大きくなっています。
また、私は天気が良い日に運転をしたのですが、太陽の光がダブルツイーターのサテンメッキ部分に反射をして、ちょっと眩しいと感じる場面も…。
音響状態を改善をしてくれる新型RAV4のダブルツイーターシステムですが、視認性・運転のしやすさが標準仕様よりも若干劣るのは、注意が必要な部分なのかなと思いました。
2019年4月にフルモデルチェンジをして新発売された新型RAV4にディーラーオプションで用意されているダブルツイーターシステムは、このようなデザインと使い勝手になっていました。
見た目の迫力もあるこのダブルツィーターシステムですが、実際に使用してみると、クルマの中とは思えないくらい臨場感あふれるダイナミックサウンドに…。また、ロードノイズや騒音の中でも、音楽がクリアに聞こえるのも好印象でした。
このダブルツィーターシステムのオプション価格は5万4000円とちょっと高めなのですが、高品位な音質で音楽を楽しみたい方には、ピッタリなオプションなのかなと思いました。
コメント
2020年8月6日にマイナーチェンジされたRAV4を契約し、T-CONNECTを利用したかったのでオーディオはDAを選択、オプションとしてDA専用のダブルツイーターシステムプラスしか選択できず8ch別体アンプなので音は良いですよとのことで決めて納車されて音を鳴らしてみたら全く普通のオーディオと変わらない音でした。音場設定やEQ設定ができるものだと自分では思って購入したのだが、DA専用のダブルツイーターシステムは、その設定はできず、設定可能なのはナビ専用オーディオに設定可能なプレミアムダブルツイーターシステムのほうであることを後で知った。ディーラーさんもからも特に詳しい説明もなく残念でした。皆さん、音響にこだわるならプレミアムを選択しましょう。DAには設定できませんので注意しましょう。私は、社外のオーディオを取り付け予定です。