2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された日産のプレミアムセダン車新型スカイライン(SKYLINE)は、大きく分けて4つのグレードを用意しています。
■新型スカイラインのグレードラインナップ
・GTタイプP (ハイブリッド/ガソリン)
・GTグレード(ハイブリッド/ガソリン)
・400R (ガソリン車のみ)
この新型モデルに用意されている4つのグレードは、 それぞれどのような特徴があるのでしょうか?また、グレードによって、価格や装備にどのような違いがあるのでしょうか?
マイナーチェンジをして新発売された日産の新型スカイライン(SKYLINE)の各グレードの価格や特徴、装備の違いを分かりやすく紹介したいと思います。
目次
新型スカイラインGTグレード【最廉価モデルの装備や価格を徹底解剖】
■ガソリン車”GTグレード”の車体本体価格
■ハイブリッド車”GTグレード”の車体本体価格
FR :5,575,900円
■GTグレードの主な装備
・インテリジェントオートライトシステム
・運転席パワーシート
・助手席パワーシート
・オートエアコン
・本革巻きステアリング&シフトレバー
・アドバンスドドライブアシストディスプレイ
・ドライブモードセレクター
・17インチタイヤ&ホイール(ガソリン車)
・リヤセンターアームレストスルー(ガソリン車のみ)
・ヘッドアップディスプレイ(ハイブリッド車のみ)
・電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド(ハイブリッド車のみ)
・18インチタイヤ&ホイール(ハイブリッド車)
基本的なアイテム&装備は充実しているGTグレード
今回マイナーチェンジをして新発売された新型スカイライン(SKYLINE)の中で最廉価モデルに位置しているのが”GTグレード”です。
このGTグレードはシートが本革素材ではなくファブリック素材(ソフトジャカード織物/ネオソフィール)になっているため、他のグレードと比較すると、高級感や上質感と言う点では見劣りをします。
■GTグレードのシート
ただ、LEDのヘッドランプやアラウンドビューモニター、スイッチ一つでリクライニングやスライドすることができる運転席&助手席のパワーシートが用意されるなど、機能や装備は充実しています。
なので、最廉価モデルだからといって、機能や装備面で不満を感じることは少ないのかなと思いました。
安全装備は他のグレードよりも若干劣る
ただ、新型スカイライン(SKYLINE)の最廉価モデル”GTグレード”の安全装備は、他のグレードよりも少々劣ります。
最廉価モデルの”GTグレード”でも、自動ブレーキ(インテリジェントエマージェンシーブレーキ)や車線変更時に便利なインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)など基本的な安全装備は充実しています。
ただ、自動的にハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシストやハンドル・ステアリングの操作にあわせて、ヘッドライトの照射角度を変更するアクティブAFSなどは、搭載されていないので、ご注意くださいね。
ちなみに、この新型モデルの安全装備の特徴や性能、信頼度に関しては、こちらの記事にまとめてあります。もしこのクルマの安全性を詳しく知りたい方は、コチラの記事を参考にしてみてくださいね。
新型スカイラインGTタイプP【人気が高い売れ筋モデルの装備や価格を徹底解剖】
■ガソリン車”GTタイプP”の車体本体価格
■ハイブリッド車”GTタイプP”の車体本体価格
FR :5,816,800円
■GTタイプPの主な装備
GTグレードにプラスして…
・リバース連動下方ドアミラー
・電動チルト/テレスコピックステアリング(メモリー機能付き)
・パーソナルドライビングポジションメモリーシステム
・運転席ランバーサポート
・シートヒーター
価格と装備のバランスがとれた”GTタイプP”
2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型スカイライン(SKYLINE)の中間モデルに位置をするのが、価格と機能装備のバランスが取れた売れ筋グレードの”GTタイプP”です。
GTタイプPになると、クロームカラーでコーティングされた18インチサイズのタイヤ&ホイールが装着されるなど、高級感がアップ。
また、最廉価モデルの”GTグレード”のシートはファブリック素材を採用していたのに対し、この”GTタイプP”では、本革素材のシートに…。
■GTタイプPの本革シート
プレミアムセダン車と呼ぶのに相応しい高級感あふれる内装・インテリアとなっていました。
安全装備も充実
また、新型スカイライン(SKYLINE)の中間モデル”GTタイプP”では、最廉価モデルの”GTグレード”では用意されていなかったハイビームアシストやアクティブAFS、シフトレバーをバックに入れると自動的にサイドミラーを下方向に向いてくれるリバース連動下方ドアミラーなどが標準装備。
最新の安全装備システムが余すところなくすべて標準装備されているのも、この”GTタイプP”の魅力の一つです。
新型スカイラインGTタイプSP【最上位モデルの装備や価格を徹底解剖】
■ガソリン車”GTタイプSP”の車体本体価格
■ハイブリッド車”GTタイプSP”の車体本体価格
FR :6,160,000円
■GTタイプSPの主な装備
GTタイプPにプラスして…
・パドルシフト
・アルミ製スポーツペダル
細部のクオリティにこだわった最上位モデルの”GTタイプSP”
マイナーチェンジをして新発売された新型スカイライン(SKYLINE)のハイブリッド車とガソリン車の最上位に位置をするのが”GTタイプSP”です。
この”GTタイプSP”と中間モデルの”GTタイプP”の機能や装備の差はそれほど大きくないのですが、最上位モデルの”GTタイプSP”は、専用デザインの19インチサイズのタイヤ&ホイールやアルミ製のスポーツペダルが標準装備されるなど細部のクオリティに差が…。
■GTタイプSPのタイヤ&ホイール
■GTタイプSPに標準装備されているアルミ製のスポーツペダル
また、手元でシフトアップ/シフトダウンを簡単に行えるパドルシフトを標準装備しており、ワインディングロードを気持ち良く運転できるのもこのグレードの魅力の一つです。
新型スカイライン400R【走りに特化した特別モデルの装備や価格を徹底解剖】
■400Rの車体本体価格
■ハイブリッド車”GTタイプSP”の車体本体価格
FR :6,160,000円
■400Rの主な装備
GTグレードにプラスして…
・400R専用グレードバッジ
・リヤ可倒式シート
・パドルシフト(クロームメッキ&ダーククリア塗装)
・レッドキャリパー付き19インチタイヤ&ホイール
スカイライン史上最高馬力を誇る400R
新型スカイライン(SKYLINE)の400Rは、ターボの過給性能を極限まで高め、スカイライン史上最高となる405馬力を誇る特別モデルです。
外装・エクステリアは、赤のキャリパー付きの専用タイヤ&ホイールやブラック塗装を施すなどスポーツモデルらしい見た目にに…。
■400Rの専用デザインのタイヤ&ホイール
また、内装・インテリアも、ダッシュボードやハンドル・シフトレバーに赤のステッチをあしらった刺激的なデザインになっています。
■400Rの内装・インテリア
ちなみに、ディーラーさんの話によると、この400Rは、プロパイロット2.0を備えたハイブリッド車に勝るとも劣らないくらい人気が高いとの事。
ただ、その分この400Rの納期・納車待ちは他のグレードよりも少し長めになっているそうなので、ご注意くださいね。
まとめ:スカイラインの魅力を十分に味わうなら中間モデルのGTタイプP以上
2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された日産のプレミアムセダン車新型スカイライン(SKYLINE)の各グレードの価格や特徴を確認してみたところ、このようになっていました。
この新型モデルは、最廉価モデルの”GTグレード”でも十分に満足できる機能や装備を備えています。
ただ、このクルマの魅力を味わうのなら、本革シートやシートヒーターなどを標準装備している中間モデルの”GTタイプP”以上が良いのかなと思いました。
また、この新型モデルでは、同じグレード同士でもハイブリッド車とガソリン車で機能や装備の差が大きいので、ご注意くださいね。