2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデルに位置をするのが、この新型モデルの唯一のガソリン車”Gグレード”です。
この新型モデルのガソリン車の販売割合は全体の7%と、売れ行きは、ハイブリッド車に押されて苦戦気味です。
ただ、この新型モデルのガソリン車のGグレードは、他のグレードにはない魅力&メリットが…。
今回デビューを果たしたこの新型モデルの唯一のガソリン車”Gグレード”の魅力&メリットは、何なのでしょうか?逆にこのGグレードの欠点&デメリットは、何なのでしょうか?
新しく生まれ変わった新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”の魅力や欠点を、余すところなく紹介したいと思います。
目次
【ここがスゴイ!】新型ヴェゼルGグレードの魅力&メリットとは?
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデルに位置をする”Gグレード”は、次のような特徴・魅力を備えていました。
車体本体価格&乗り出し価格の安さ【Gグレードの魅力1】
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデル”Gグレード”の魅力&メリットの一つは、何といっても車体本体価格&乗り出し価格の安さです。
この新型モデルのGグレードと他のグレードの車体本体価格を比較すると、最低でも40万円くらいの差が…。
■新型ヴェゼルの車体本体価格
また、税金などの違いもあるため、乗り出し価格で比較すると、上位モデルとの価格差は若干縮まりますが、それでもなお、30万円弱の差があります。
この価格差は、ちょっと大きいですよね。
ただ、普段使いがメインの方でそれほど距離を乗らない方、購入費用を抑えて新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)を乗りたい方には、乗り出し価格が安いGグレードは、ピッタリなモデルなのかなと思いました。
納期&納車待ちの身近さ【Gグレードの魅力2】
また、納期・納車待ちの短さも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車”Gグレード”の魅力の一つです。
今回デビューを果たした新型モデルのハイブリッド車は、メチャクチャ納期・納車待ちが伸びていて、最上位モデルに位置をする”プレイ(PLaY)”は1年待ち。
それ以外のグレード(Zグレード/Xグレード)でも、半年待ちくらいになっていたんですよね。
しかし、この新型モデルの最廉価モデルに位置をするガソリン車”Gグレード”では、ZグレードやXグレードよりも短く、3ヶ月半くらいの納期・納車待ちとなっています。
ガソリン車とハイブリッド車では、納期・納車待ちの長さが全然違いますね。
この納期・納車待ちの身近さも、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
ちなみに、この新型モデルの納期・納車待ちの詳細を確認したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
最廉価モデルとは思えない機能&装備【Gグレードの魅力3】
また、廉価モデルとは思えないほど機能&装備が充実しているのも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードの魅力&メリットの一つです。
例えば、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリスクロス(YARISCROSS)では、ハロゲンのヘッドライトやマニュアルタイプのエアコンが標準装備となるなど、機能や装備でかなり見劣りをしたんですよね。
■新型ヤリスクロスのハロゲンのヘッドライト
■新型ヤリスクロスのマニュアルタイプのエアコン
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)では、最廉価モデルに位置をする”Gグレード”でも機能や装備は充実しており、デイライト式のフルLEDヘッドライト、フルオートエアコンが標準装備しています。
■GグレードのフルLEDヘッドライト
■Gグレードのフルオートエアコン
また、シートは、全面ファブリックシートとなっているのですが、メイン部分にエンボス加工を施すなどシートデザインにもこだわっているため、廉価モデルならではの安っぽさは、一切ありません。
ちなみに、新型ヤリスクロスの最廉価モデルとこの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデル”Gグレード”のシートを比較すると、見た目の上質感が全然違います。
■新型ヤリスクロスの最廉価モデルのシート
■新型ヴェゼルGグレードのシート
このように最廉価モデルとは思えない機能や装備を備えているのは、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
【ここに注意!】新型ヴェゼルGグレードの欠点&デメリットとは?
車体本体価格の安さや納期の短さなど、他のグレードにはない魅力がある新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードですが、注意をしなければいけない欠点&デメリットもありました。
この新型モデルの最廉価モデル”Gグレード”の欠点&デメリットは、何なのか?包み隠さずお話したいと思います。
内装・インテリアの上質感【Gグレードの欠点1】
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデル”Gグレード”を試乗して気になったのは、内装・インテリアの上質感です。
先ほどもお話した通り、この新型モデルのGグレードは、上位モデルと遜色がないくらい機能&装備は充実しております。
ただ、内装・インテリアの上質感やモダンさに関しては、上位モデルよりもワンランク劣るような感じが…。
例えば、ハンドル&ステアリングホイール。
ハイブリッド車のZグレードやプレイ(PLaY)など、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデルでは、本革巻きのハンドル・ステアリングホイールを採用していますが、Gグレードは、シンプルなウレタン素材となっています。
■Zグレードのハンドル
■Gグレードのハンドル
また、ダッシュボードの装飾にも違いが…。
ハイブリッド車のZグレードでは、ダッシュボードの助手席側のパネルやシフトレバーまわりにメッキ調の加飾をあしらっています。
■Zグレードのダッシュボード
しかし、Gグレードのダッシュボードには、このような加飾はないシンプルなデザインに…。
■Gグレードのダッシュボード
そのため、上位モデルと比較すると、Gグレードの内装・インテリアは、上質感で少し物足りなさが…。
もし内装・インテリアの豪華さや上品さにこだわるのなら、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードではなく、Zグレードやプレイ(PlaY)などの上位モデルの購入を検討した方が良いのかなと思いました。
装着できるオプションの少なさ【Gグレードの欠点2】
また、装着することができるメーカーオプションが少ないのも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードの欠点&デメリットです。
この新型モデルでは、メーカーオプションで真上から見下ろす視点で自車と周囲を確認することができる”マルチビューカメラ”と、車内に10個のスピーカーを搭載することができる”プレミアムオーディオ”を用意しています。
ただ、このマルチビューカメラとプレミアムオーディオを装着することができるのは、上位モデルのみ。
最廉価モデルのGグレードでは、装着をすることができません。
安心してクルマを運転したいと思っている人にとっては、マルチビューカメラなどが装着できないのは、ちょっと残念ですよね。
このように上位モデルとGグレードでは、装着できるオプションに若干の違いがあるので、ご注意くださいね。
車内の快適性【Gグレードの欠点3】
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデル”Gグレード”で気になったのは、上位モデルよりも快適性が劣ることです。
今回デビューを果たした新型モデルのGグレードも他のグレードとは車内の広さは同じなので、車内は広く、ゆったりと過ごすことはできます。
ただ、この新型モデルのGグレードでは、真冬の寒い日に重宝をするステアリングヒーター、シートヒーターの用意はないんですよね。(4WD車のみシートヒーターを標準装備)
■新型ヴェゼルのステアリングヒータースイッチ
また、標準装備されているスピーカーの数も、最上位モデルのプレイ(PLaY)は8個なのに対し、Gグレードは4つとなっており、上位モデルよりも劣ります。
■新型ヴェゼルのスピーカーの数
このように新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードの快適性や車内でのエンタテインメントは、上位モデルよりも見劣りするので、ご注意くださいね。
雨天時の運転のしやすさ【Gグレードの欠点4】
また、雨天時など悪天候時の運転のしやすさも、要注意です。
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデルでは、ワイパーが凍結するのを防ぐ”熱線入りのフロントドアガラス”や、雨が降った時にに発生するサイドミラーの曇りを取り除いてくれる”ヒーテッドドアミラー”が標準装備されています。
■上位モデルのフロントガラス熱線スイッチ
しかし、この新型モデルのFF車には、”熱線入りのフロントドアガラス”や”ヒーテッドドアミラー”の用意がありません。
また、上位モデルとは異なり、この新型モデルのGグレードは、フロンドドアのサイドウィンドウに撥水加工がほどこされていません。
■撥水加工が施されている上位モデルのサイドウィンドウ
そのため、悪天候時の運転のしやすさや安全性は、上位モデルよりも見劣りする感じが…。
この悪天候時の運転のしやすさも、この新型モデルのGグレードの気になるところでした。
ちなみに、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のGグレードの4WD車では、”熱線入りのフロントドアガラス”や”ヒーテッドドアミラー”は標準装備となっています。
なので、もし降雪地域にお住いの方で、ガソリン車の購入を検討している方は、FF車ではなく、4WD車の方を選んだ方が無難かもしれませんね。
まとめ:コスパの良さが光る新型ヴェゼルのGグレード
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最上位モデル”Gグレード”には、このようなメリットがありました。
■Gグレードの魅力&メリット
・納期の早さ
・最廉価モデルとは思えない機能&装備
一方、このような欠点&デメリットも…。
■Gグレードの欠点&デメリット
・オプションの少なさ
・車内の快適性&利便性
・悪天候時の運転のしやすさ
この新型モデルのGグレードには、車内の上質感や選べるオプションの少なさなど欠点&デメリットもあります。
ただ、廉価モデルとは思えないスタイリッシュな見た目や充実した機能&装備、乗り出し価格の安さなど、この新型モデルのGグレードには、他のグレードにはない魅力&メリットも盛りだくさんです。
安全装備も充実していますし、できるたけ安く新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)を購入したい方には、ガソリン車のGグレードは、ピッタリなのかなと思いました。