ボディと同系色のフロントグリルを採用するなど、先代モデルと全く異なるデザインに生まれ変わったホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)ですが、内装・インテリアも全く異なる雰囲気に…。
また、先代モデルよりも機能や装備が充実しているのも好印象でした。
今回デビューを果たした新型モデルと先代モデルの内装・インテリアは、どのような違いがあったのでしょうか?また、この新型モデルの内装・インテリアは、どんな進化を遂げたのでしょうか?
フルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルの内装・インテリアの違いを、実車画像を使って紹介します。
目次
内装色【新型ヴェゼルと先代モデルの内装を比較1】
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルの内装の大きな違いの一つが、インテリアカラーです。
先代モデルはブラックとブラウンを用意
先代モデルは、オーソドックスなブラックだけではなく、大人っぽい車内空間を演出するブラウンの内装色を用意。
■先代モデルのブラックの内装色
■先代モデルのブラウンの内装色
画像引用:https://car.watch.impress.co.jp
廉価モデルに位置をするGグレードやXグレードで用意されている内装色・インテリアカラーは、ブラックのみです。
ただ、最上位モデルに位置をするプレイ(PLaY)では、ブラックとブラウンの2つのタイプから好きな内装色を選べるようになっていました。
新型ヴェゼルはブラックとグレージュの内装色を用意
一方、2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、ブラックとグレージュの内装色・インテリアカラーを用意。
■新型ヴェゼルのブラックの内装色
■新型ヴェゼルのグレージュの内装色
ただ、今回デビューをはたした新型モデルは、内装色がグレードごとに決められており、先代モデルのように内装色・インテリアカラーを選ぶことはできないようになっていました。
■新型ヴェゼルの内装色
・それ以外のグレード…ブラック
運転席まわりの機能&装備【新型ヴェゼルと先代モデルの内装を比較2】
また。2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルでは、運転席まわりの機能&装備にも大きな違いがありました。
この新型モデルの運転席まわりの機能&装備には、どのような違いがあったのか?実車画像を使って、紹介したいと思います。
スタイリッシュに生まれ変わったダッシュボード
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルの内装・インテリアの大きな違いの一つが、ダッシュボード・インパネです。
新型モデルは、先代モデルとは違い左右にまっすぐに伸びる水平基調&薄型のダッシュボード&ダッシュボードを採用しています。。
■新型ヴェゼルのインパネ
■先代モデルのインパネ
そのおかげもあり、スッキリとした見た目に…。
また、今回デビューを果たした新型モデルのナビは、先代モデルよりも高い位置に設置されており、視認性に優れるのも好印象でした。
■新型ヴェゼルのナビ
オーソドックスなデザインになったセンターコンソール
また、先代モデルと大きく異なるのが、運転席と助手席の間に備わるセンターコンソールです。
先代モデルは、下段が大きな収納スペースになっている上下2段組のセンターコンソールを採用していました。
■先代モデルのセンターコンソール
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)に備わっているセンターコンソールは、オーソドックスなデザインに…。
■新型ヴェゼルのセンターコンソール
そのおかげもあり、この新型モデルの運転席まわりの収納スペースは、先代モデルよりも少し見劣りしました。
シンプルになったドリンクホルダー
また、先代モデルと大きな違いがあったのが、ドリンクホルダーです。
先代モデルは、深さやストッパーの有無を調節することができる使い勝手に優れたドリンクホルダーを標準装備していました。
■先代モデルのドリンクホルダー
しかし、今回デビューを果たした新型モデルでは、縦に2つ並んだオーソドックスなデザインのドリンクホルダーになっていました。
■新型ヴェゼルのドリンクホルダー
この新型モデルも爪状のストッパーを備えているため、ドリンクホルダーとしての使い勝手は悪くありません。
ただ、小物入れとして使用するのなら、この新型モデルよりも先代モデルの方が使い勝手が良いように感じました。
操作がしやすくなったシフトレバー
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルでは、シフトレバーのデザインや操作性も変わっていました。
先代モデルのハイブリッド車は、常に中央のN(ニュートラル)の位置に戻る電子式のシフトレバーを標準装備していました。
■先代モデルのシフトレバー
しかし、今回デビューを果たした新型モデルでは、ガソリン車だけではなく、ハイブリッド車もストレート式のシフトレバーを標準装備。
■新型ヴェゼルのシフトレバー
使い慣れたオーソドックスなタイプになったこともあり、フルモデルチェンジをした新型モデルのシフトレバーは、先代モデルよりも操作がしやすくなったように感じました。
操作性が良くなったドライブモードスイッチ
先代モデルよりも大きく進化を遂げた機能&装備の一つが、センターコンソールに備わっているドライブモードスイッチです。
先代モデルは、気持ちが良い走りが楽しめるスポーツモードのスイッチと燃費の良い走りを優先するエコモードのスイッチが、車内の別々の場所に設置されていたんですよね。
■先代モデルのスポーツモードスイッチ
■先代モデルのエコモードスイッチ
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、スポーツモードとエコモードを”ドライブモードスイッチ”に集約して、センターコンソールに設定。
■新型ヴェゼルのドライブモードスイッチ
この新型モデルに用意されているドライブモードスイッチは、運転席から近い位置に設置されているおかげで、先代モデルよりも格段に操作性が良くなっていました。
運転中の操作がしやすくなったエアコン
また、ダッシュボードの中央に備わっているエアコンパネルも、進化を遂げたアイテム&装備の一つです。
先代モデルのヴェゼルでは、タッチパネル式のエアコンパネルを採用していたんですよね。
■先代モデルのエアコン
タッチパネル式のエアコンは見た目の先進性は良いですが、運転中の操作がしにくいのが欠点&デメリットなんですよね。
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、ダイヤル式のエアコンパネルを採用。
■新型ヴェゼルのエアコン
この新型モデルのエアコンは、温度調節などがダイヤルでおこなえるため、先代モデルよりも運転中の操作性が格段に良くなっていました。
また、今回デビューを果たした新型モデルは、新機能として、ドライバーや助手席に座った人のエアコンの風を直接あてない”そよ風アウトレット”を採用しているのも注目ポイントの一つですよ。
■新型ヴェゼルのそよ風アウトレット
機能性で劣る運転席
先代モデルと比べて機能や装備が格段に良くなっていましたが、少し残念に感じたのは、運転席です。
■新型ヴェゼルの運転席
先代モデルの運転席は、シートの前後位置やや背もたれの角度を自動で調整できる電動パワーシートが用意されていたんですよね。
しかし、今回デビューを果たした新型モデルでは、電動パワーシートの用意は全グレードなし。
この新型モデルの運転席にも電動パワーシートが用意されていることを期待していただけだけに、少々残念に感じてしまいました。
後部座席まわりの機能&装備【新型ヴェゼルと先代モデルの内装を比較3】
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、後部座席まわりの機能&装備も先代モデルより充実していました。
ただ、快適性で少し気になるところも…。
そんな新型モデルと先代モデルの後部座席まわりの機能&装備の違い、注目ポイントを紹介したいと思います。
後部座席まわりにもUSBポートを装着
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルで大きく異なるのは、USBポートです。
上位モデルのみになってしまうのですが、この新型モデルでは、センタコンソールの後方中央部分に後部座席用のUSBポートを2個用意。
■新型ヴェゼルの後部座席用のUSB
また、この新型モデルでは、シートバックポケットにスマホやiPhoneを収納するのにちょうど良い小型ポケットを用意しているのも好印象でした。
リクライニングできなくなった新型ヴェゼルの後部座席
このように機能や装備が充実している新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の後部座席ですが、ちょっと残念だったのが、後部座席の背もたれがリクライニングしなくなっていたことです。
先代モデルは2段階のみでしたが、後部座席の背もたれを調節できるようになっていたんですよね。
■リクライニング機能を備えていた先代の後部座席
しかし、今回デビューを果たした新型モデルの後部座席の背もたれは固定式となっており、リクライニングしないようになっていました。
先代モデルよりも狭く感じる居住スペース
また、2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の後部座席に座って気になったのが、居住スペースです。
ディーラーさんの話によると、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、後部座席の足元空間(ニークリアランス)は先代モデルよりも35mmほど広くなったようです。
■新型ヴェゼルの足元空間
ただ、この新型モデルは、先代モデルよりも頭上空間(ヘッドクリアランス)が狭くなったこともあり、先代モデルよりも後部座席の居住スペースがひと回り狭く感じました。
まとめ:見た目だけではなく、機能や装備も充実した新型ヴェゼル
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と先代モデルの内装・インテリアを比べてみたところ、このような違いがありました。
■新型ヴェゼルと先代モデルの内装比較のまとめ
・エアコンなど機能や装備は充実
・後部座席まわりの機能&装備も充実
・後部座席まわりの居住性は先代モデルよりも劣る
後部座席用のリクライニング機能がなくなってしまったり、後部座席まわりの頭上空間(ヘッドクリアランス)が狭くなるなど、この新型モデルよりも先代モデルの方が良かったな…と、思うところもありました。
ただ、スタイリッシュさが増したダッシュボードや使い勝手が良くなったシフトレバー&エアコンパネルなど、先代モデルよりも新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の方が機能や装備が充実。
満足度の高い内装・インテリアになっていました。