トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車は、メーカーオプションで100V 1500W対応のアクセサリーコンセントをメーカーオプションで用意しています。
メーカーオプションで用意されているこの新型モデルのアクセサリーコンセントの使い勝手は、どうだったのでしょうか?わざわざオプション代を払ってまで装着した方が良いのでしょうか?
新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車にメーカーオプションとして用意されている”アクセサリーコンセント”の配置場所や価格、使い勝手などを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントの配置場所はどこ?
2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車に用意されているアクセサリーコンセントですが、どこに設置されるのでしょうか?
この新型モデルのアクセサリーコンセントの設置場所を確認してみたところ、次のようになっていました。
新型ヤリスクロスでは荷室に1つコンセントを設置
今回デビューを果たしたこの新型モデルにオプションで用意されているアクセサリーコンセントを注文すると、荷室・ラゲッジスペースの左側の壁面に1つ設置されます。
■新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセント
ラゲッジランプ付近に設置されたこの新型モデルのアクセサリーコンセントは、バックドア側から手が届きやすい位置にあり、コンセントの抜き差しがしやすくなっていたのは好印象でした。
後部座席まわりにアクセサリーコンセントの用意はなし
ただ、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のアクセサリーコンセントを確認して残念だったのは、車内に用意されているコンセントの個数です。
トヨタのカローラツーリング(Corolla Touring)やプリウス(Prius)などでは、荷室だけではなく、後部座席の足元にもアクセサリーコンセントが用意されていたんですよね。
■カローラツーリングの後部座席のアクセサリーコンセント
しかし、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)では、アクセサリーコンセントの用意はなし。
この新型モデルでは、後部座席用のUSBポートが用意されていないので、後部座席の足元に給電をすることができるアクセサリーコンセントが用意されていれば、とても便利だと思うのですが…。
他のトヨタ車とは異なり、この新型モデルでは、後部座席の足元にアクセサリーコンセントの用意がないのは、ちょっとガッカリしました。
新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントのオプション価格はいくら?
このように荷室・ラゲッジスペースに1つ設置されている新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のアクセサリーコンセントですが、オプション価格は、いくらだったのでしょうか?
この新型モデルの価格を確認してみたところ、次のようになっていました。
新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントは割高
今回デビューを果たしたこの新型モデルに用意されているアクセサリーコンセントのオプション価格は、4万4000円でした。
この金額だけを見ると、凄い高いわけではありません。
ただ、同じトヨタからデビューを果たしたカローラツーリング(Corolla Touring)では、アクセサリーコンセントが2つ用意されて、この新型モデルと全く同じお値段だったんですよね。
そのことを考えると、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているアクセサリーコンセントは、割高感があるのかなと思ってしまいました。
新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントは装着する価値はある?
今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車は、オプションで100V/1500W対応のアクセサリーコンセントを用意していますが、装着した方が良いのでしょうか?
私は実際にこの新型モデルに用意されているアクセサリーコンセントを使ってみたのですが、無理をして装着しなくても良いような感じがしました。
なぜ私は、アクセサリーコンセントを無理して装着しなくても良いと思ったのでしょうか?その理由を包み隠さず紹介したいと思います。
新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントは使い勝手が悪い
新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているアクセサリーコンセントが必要ないと感じた理由の一つは、使い勝手の悪さです。
この新型モデルに用意されているアクセサリコンセントは、荷室・ラゲッジスペースに用意されているため、普段使いで使用には、ちょっと使い勝手が悪いんですよね。
もし長距離ドライブ中にこの新型モデルに用意されているアクセサリーコンセントを使用して、スマホやiPhoneを充電するのなら、荷室にスマホをスマホ/iPhoneを置くか、延長ケーブルを使用して、後部座席までコンセントをもってくるかしかありません。
後部座席にも用意されていれば、装着する価値はあるのかなと思いましたが、荷室・ラゲッジスペースに備わっているだけなら、無理してアクセサリーコンセントを装着する必要は、無いのかなと思いました。
防災目的なら装着する価値はあり
普段使いでは物足りなさを感じる新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のアクセサリーコンセントですが、台風や地震などの災害に遭った時の緊急時の給電システムとしては、装着する価値は十分にあると思います。
実は今回デビューを果たしたこの新型モデルに用意されているアクセサリーコンセントは”非常時給電システム”を備えており、災害などによる非常時に自動車を発電機的に使用することができます。
ディーラーさんの話によると、ガソリンが満タンの状態でこのクルマ非常時の給電システムを使用すると、おおよそ4日分くらいの電力をまかなえるとのこと。(使用する家電にもよるようですが…。)
イザという時に4日間の電力をまかなってくれるとなると、かなり心強いですよね。
この新型モデルには、USBポートも備えており、また、後部座席にアクセサリーコンセントがないことがから、普段使いではあまり活躍をする機会はなさそうですが、イザという時の防災アイテムとして装着する価値は十分にあるのかなと思いました。
ちなみに、ディーラーさんの話によると、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のアクセサリーコンセントの装着率はそれほど高くないようです。ただ、お客さんの中には、イザという時の防災グッズとして、アクセサリーコンセントを装着していく方はチラホラといるようですよ。
まとめ:新型ヤリスクロスのコンセントは、防災アイテムとして価値あり
2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)にメーカーオプションとして用意されている100V/1500W対応のアクセサリーコンセントの使い勝手を確認したところ、このようになっていました。
■新型ヤリスクロスのアクセサリーコンセントのまとめ
・後部座席の足元にコンセントの用意はなし
・オプション代は4万4000円
この新型モデルでは、カローラツーリングやプリウスなど他のトヨタ車のように後部座席にアクセサリーコンセントの用意がないため、正直に言って、使い勝手はそれほど良くはありません。
ただ、この新型モデルのアクセサリーコンセントは、発電機代わりに使用することができるようになっているため、イザという時に身を守る防災アイテムとしては装着する価値はあるのかなと思いました。