今までのカローラとは見違えるようなスタイリッシュなデザインに生まれ変わった新型カローラスポーツ(COROLLA SPORT)が、2018年6月にデビューを果たしました。
今回新発売された新型モデルは、ハイブリッド車/ガソリン車それぞれ3つのグレードを用意しています。そして、その最上位モデルに位置しているのが、スポーティーモデルらしさを前面にアピールをしている”GZグレード(ハイブリッドGZ)”です。
>>> 新型カローラ スポーツGZの外装インプレ【最上位版ならではの魅力とは?】
他のグレードよりも刺激的なデザインをしている新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)ですが、決してコストパフォーマンスに優れたモデルではありません。むしろ、他のグレードよりも見劣りをします。
2018年6月にデビューをした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の欠点・デメリットは、何だったのでしょうか?また、他のグレードよりも劣るところはどこだったのでしょうか?
最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の欠点、購入する際に注意しないといけないところを、包み隠さず紹介したいと思います。
新型カローラスポーツGZの欠点1:燃費性能
今回新発売された新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の欠点・デメリットの一つは、燃費性能です。
今回新発売された新型モデルは、先ほどもお話した通り、ハイブリッド車/ガソリン車それぞれ3つのグレードを用意しているのですが、最上位モデルの”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の燃費性能が一番低くなっています。
■新型カローラスポーツの燃費性能比較
・ガソリン車(FF車)
GXグレード:19.6km/L
Gグレード :19.6km/L
GZグレード:18.0km/L
・ハイブリッド車(FF車)
ハイブリッドGX:34.2km/L
ハイブリッドG :34.2km/L
ハイブリッドGZ:30.0km/L
このように見比べると、新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”だけ明らかに燃費性能が悪くなっていますよね。
ディーラーさんの話によると、装着しているタイヤサイズ&メーカーの違いが燃費に大きく影響をしているようですが、実燃費では、この差がさらに広がります。
この新型モデルの最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”は、他のグレードでは味わえないキビキビトした走りを楽しむ事ができるのは魅力の一つです。
ただ、燃費性能・コストパフォーマンス(コスパ)を最優先に考える方は、この燃費性能の悪さが気になるのかなと感じました。
新型カローラスポーツGZの欠点2:シートヒーター
また、全グレード通じてメーカーオプション設定になっているシートヒーターの取り扱いも、新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の欠点・デメリットの一つです。
最廉価モデルの”GXグレード(ハイブリッドGX)”や中間モデルの”Gグレード(ハイブリッドG)”では、シートヒーター単体のオプションが用意されています。なので、比較的お求めやすいお値段でシートヒーターを装着する事が可能です。
しかし、最上位モデルの”GZグレード(ハイブリッドGZ)”では、シートヒーター単体のメーカーオプション設定はなく、レッド本革仕様のパッケージオプションの一部に…。
■GZグレード専用のオプションのレッド本革仕様
>>> 新型カローラ スポーツGZ専用のレッド本革シートの魅力とは?【実車画像インプレ】
なので、新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”でシートヒーターを装着するには、このレッド本革仕様を装着しないといけません。
これはちょっと残念ですよね。
しかも、シートヒーターがパッケージになっている”レッド本革仕様”のオプション価格は17万以上もする高額オプションです。レッド本革仕様を装着すると、ガソリン車の場合、自動車取得税も高くなりますし…。
他のグレードと異なり、シートヒーター単体のオプションを用意してい無いのは、このル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”の欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
また、個人的には、他のグレードと同様にこの”GZグレード(ハイブリッドGZ)”でも、シートヒーター単体のオプションを少しでも早く用意して貰いたいなと思いました。
新型カローラスポーツGZの欠点3:小回り性能
また、今回新発売された新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”はタイヤサイズが大きい事もあり、他のグレードよりも小回り性能(最小回転半径)が劣ります。
実際にこの”GZグレード(ハイブリッドGZ)”と他のグレードの最小回転半径を比較してみると、このような感じに…。
■新型カローラスポーツの最小回転半径
GXグレード:5.1m
Gグレード :5.1m
GZグレード:5.3m
ご覧の通り、今回新発売された新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の最上位モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”は、他のグレードよりも0.2mほど最小回転半径が劣りますが、コンパクトハッチバックの中では平均的な数値です。
なので、実際にこの”GZグレード(ハイブリッドGZ)”を試乗させて貰った限りでは、小回り性能が悪く、運転がしにくいとは感じませんでした。
ただ、細い路地の運転のしやすさに関しては、”GZグレード(ハイブリッドGZ)”よりも中間モデルの”Gグレード(ハイブリッドG)”や最廉価モデルの”GXグレード(ハイブリッドGX)”の方が優れている感じが…。
特に細い路地を運転する際や狭い駐車場で車庫入れをする際は、違いを感じました。
スポーツモデルらしキビキビとした走りも魅力ですが、家の近所の道が細い方など、小回り性能を求めるのなら、この”GZグレード(ハイブリッドGZ)”よりも他のグレードの方が安心感があって良いのかなと思いました。
2018年6月にフルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)の人気モデル”GZグレード(ハイブリッドGZ)”ですが、次のような欠点・デメリットがありました。
私が特に気になったのは、燃費性能の悪さやシートヒーターなどのコストパフォーマンス(コスパ)の悪さです。
スポーティーモデルらしい刺激的な見た目やキビキビとした走りなど”GZグレード(ハイブリッドGZ)”は他のグレードには無い魅力もあります。
ただ、コストパフォーマンスを最優先に考えるのなら、”GZグレード(ハイブリッドGZ)”よりも中間モデルの”Gグレード(ハイブリッドG)”の方が魅力的に映るのかなと思いました。