2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、1.5リットルエンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッド車(e:HEV)と、1.3リットルエンジンを搭載したガソリン車の2つのパワートレインをラインナップしています。
ハイブリッド車とガソリン車の乗り出し価格の差が大きいこの新型モデルですが、”自動車重量税”や、2019年10月から始まった”環境性能割”などの税金にも大きな差が…。
ホンダからデビューを果たしたこの新型モデルでは、どれくらいの税金がかかるのでしょか?また、ハイブリッド車とガソリン車では、この新型モデルを購入するのに必要となる税金にどれくらいの差があるのでしょうか?
2020年2月にデビューを果たした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車とガソリン車の税金を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型フィット4を購入する際にかかる税金は?
2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)を購入する際にかかる税金は、消費税以外に次のようなものがあります。
■新型フィット4を購入する際にかかる税金
・自動車税環境性能割
・自動車重量税
ちなみに、”自動車税環境性能割”は、2019年10月に廃止をした”自動車取得税”の代わりにできた新しい税金で、自動車の購入時に取得価額に対して課税されます。
また、自動車税環境性能割は一律ではなく、登録車は0~3%、軽自動車は0~2%と税率が燃費性能によって異なります。
新型フィット4の自動車税環境性能割の税率はどれくらい?
2019年10月から新たに加わった”自動車税環境性能割”ですが、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車とガソリン車は、それぞれどれくらいの税率になっているのでしょうか?
この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車にかかる自動車税環境割の税率を確認したところ、それぞれ次のようになっていました。
■ガソリン車の自動車税環境性能割の税率
4WD…2%
■ハイブリッド車の自動車税環境性能割の税率
4WD…0%(非課税)
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のガソリン車の自動車全環境性能割の税率が1%~2%になっているのに対し、ハイブリッド車は非課税に…。
この自動車税環境性能割は、燃費性能で税率が異なるため、燃費性能に優れるハイブリッド車の方が優遇されていました。
減税対象になっている新型フィット4
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、ハイブリッド車/ガソリン車どちらも燃費が良く”減税対象車”となっているため、自動車税と自動車重量税も優遇されています。
ただ、自動車税環境性能割と同様にハイブリッド車とガソリン車で、減税されるパーセンテージに若干の違いがありました。
■ガソリン車の税金の減税率
自動車税 | 自動車重量税 | |
2WD | 軽減なし | 25%軽減 |
4WD | 軽減なし | 軽減なし |
■ハイブリッド車の税金の減税率
自動車税 | 自動車重量税 | |
2WD | 75%軽減 | 免税 |
4WD | 75%軽減 | 免税 |
※自動車税の減税は、登録翌年度に適用されます。
このようにみると、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車とガソリン車では、税金面での優遇が大きく異なりますね。
乗り出し価格の高さが気になるハイブリッド車ですが、ここらへんは、ガソリン車にはないハイブリッド車の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
新型フィット4の課税額【ハイブリッド車とガソリン車の差はいくら?】
このようにハイブリッド車とガソリン車で税金の減税率が異なる新型フィット4(Fit4)ですが、実際にはどれくらいの差があるのでしょうか?
私がもらってきた見積もりを使って、この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車のかかる税金の差を確認してみたいと思います。
ガソリン車を購入時にかかる税金
今回私は新型フィット4(Fit4)の一番人気モデル”ホーム(HOME)”の2WD車の見積もりをもらってきたのですが、自動車税などの税金は、次のようになっていました。
■ガソリン車の税金
グレード:ホーム
自動車税(7月~3月) | \20,300 |
自動車税環境性能割 | \19,300 |
自動車重量税 | \16,800 |
税金合計 | \56,400 |
私が貰った見積もりのガソリン車の税金は、約56,000円。
私が貰ってきたガソリン車は2WD車なので、環境性能割の税率は1%、自動車重量税は25%減税されています。
ただ、実際に貰った見積もりを見ると、思ったよりもガソリン車の税金は高いなと感じてしまいました。
ハイブリッド車を購入時にかかる税金
一方、新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車では、どれくらいの税金がかかるのでしょうか?
私が貰ってきたハイブリッド車の”ホーム(HOME)”の見積もりを確認したところ、税金は、このようになっていました。
■ハイブリッド車の税金
グレード:ホーム
自動車税(7月~3月) | \20,300 |
自動車税環境性能割 | \0 |
自動車重量税 | \0 |
税金合計 | \20,300 |
ハイブリッド車では、自動車重量税と環境性能割が免税されているため、自動車税のみの20300円。
渡した貰ってきた見積もりで比較すると、ハイブリッド車の方がガソリン車よりも約26,000円ほど税金が安い結果に…。
車体本体価格の高さが気になる新型フィット4のハイブリッド車ですが、税金面に関しては、だいぶ優遇されているのかなと感じました。
まとめ:新型フィット4のハイブリッド車とガソリン車の差は大きい
2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)のハイブリッド車とガソリン車にかかる税金とその課税額を確認してみたところ、このようになっていました。
ハイブリッド車の方が税金面で優遇されています。
ただ、今回デビューを果たした新型モデルでは、ハイブリッド車とガソリン車の乗り出し価格の差が大きいです。なので、税金の違いだけでは、この2台のモデルの乗り出し価格の差を補いきれていません。
しかし、この課税額の違いは、新型モデルのハイブリッド車とガソリン車の乗り出し価格の差を小さくするのに、だいぶ貢献しているのかなと思いました。