2019年4月にフルモデルチェンジをして新発売されたトヨタのミドルクラスSUV新型RAV4の中で注目を集めているのが、他のモデルと異なる顔つきになっているオフロード仕様のアドベンチャー(Adventure)です。
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ただ、このアドベンチャー(Adventure)は、人気モデルのGグレードよりも見劣りするところも…。
オフロード色が強いアドベンチャー(Adventure)の欠点・デメリットは、何だったのでしょうか?また、このモデルが、ノーマル仕様のGグレード/GZパッケージよりも見劣りするところは、どこだったのでしょうか?
2019年3月にデビューを果たした新型RAV4(ラブ4)のオフロード仕様”アドベンチャー(Adventure)”の欠点・デメリットを包み隠さず紹介したいと思います。
欠点1:新型RAV4 アドベンチャーの安全装備
新型RAV4(ラブ4)のオフロード仕様”アドベンチャー”の欠点・デメリットの一つが、最新の安全装備システムです。
この”アドベンチャー”でも、自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)を含むトヨタの最新の安全装備システム”トヨタセーフティセンス”は標準装備されています。
■アドベンチャーに標準装備されている安全装備システム
・レーントレーシングアシスト (LTA)
・全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール
・オートマチックハイビーム (AHB)
・ロードサインアシスト (RSA)
・先行車発進告知機能 (TMN)
しかし、上位モデルの”Gグレード”と異なり、アドベンチャーでは、駐車場から出庫する際の左右後方の視界をサポートするリヤクロストラフィックオートブレーキが標準装備されておらず、オプション設定となっています。
■リヤクロストラフィックオートブレーキ
また、低速域で走行中の衝突回避、被害の軽減のサポートをしてくれるインテリジェントクリアランスソナーもオプション設定となっています。
■インテリジェントクリアランスソナー
なので、上位モデルの”Gグレード”や”GZパッケージ”と比較すると、標準仕様のままでのアドベンチャー(Adventure)の安全性は、ワンランク劣ります。
このアドベンチャーの乗り出し価格を考えると、Gグレード/GZパッケージよりも見劣りをする安全装備は、欠点&デメリットの一つなのかなと思いました。
ただ、このリヤクロストラフィックオートブレーキやインテリジェントクリアランスは、メーカーオプション設定となっているため、アドベンチャー(Adventure)でも装着する事が可能です。
両方とも備えると10万円近くになってしまいますが、このクルマの後方の視界の事を考えると、装着しておいた方が安心なのかなと感じました。
欠点2:新型RAV4 アドベンチャーは、選べるボディカラーに制限が…
また、新型RAV4(ラヴ4)のオフロード仕様アドベンチャーの欠点・デメリットの一つは、選べないボディーカラーがある事です。
なんと、このアドベンチャー(Adventure)では、一二を争う人気色のホワイトパールクリスタルシャンを選ぶ事ができません。
私も先日、見積もりを貰おうとした際、ホワイトパールクリスタルシャインを選んだのですが、ディーラーさんから、「アドベンチャーでは、白を選ぶ事ができません。」と言われて、ちょっとビックリ…。
ディーラーさんに、「なぜこのアドベンチャーで、人気のホワイトパールクリスタルシャインを選べないのですか?」と聞いたのですが、
「正確な理由は分らないのですが、このアドベンチャーのアウトドアなイメージと高級感のある白がマッチしないからだと…」と、具体的な理由は分らない様子…。
このアドベンチャーで、人気色のホワイト系(白系)を選べないのは、ちょっと衝撃的な出来事でした。
ちなみに、ディーラーさんの話によると、私のように新型RAV4(ラヴ4)のアドベンチャーの見積もりを注文する際、ホワイトパールクリスタルシャインを選ぼうとするお客さんは、多いようです。
なので、今後、アドベンチャー(Adventure)でもホワイトパールクリスタルシャインを選べるようになるかもしれませんね。
欠点3:新型RAV4 アドベンチャーの内装の質感
2019年4月にフルモデルチェンジをして新発売された新型RAV4 アドベンチャーを確認してみて残念に思ったのが、内装・インテリアの質感です。
このアドベンチャー(Adventure)は、GグレードやGパッケージと同様に7.0インチサイズのカラー液晶を組み合わせたメーターを標準装備。
■アドベンチャーのメーター
なので、メーターの質感は、十分に高くなっています。
また、フロントシートや後部座席には、合成レザーを採用しており、十分に満足できる質感と座り心地の良さを備えています。
■アドベンチャーのシート
しかし、この新型RAV4 アドベンチャーでは、ハンドル・ステアリングホイールが、本革ではなく、シンプルなウレタン製となっています。
■アドベンチャーの標準仕様のハンドル
また、アドベンチャーのシフトレバーも、サテンメッキの加飾が施されていないシンプルなデザインに…。
■シンプルなアドベンチャーのシフトレバー
■サテンメッキ加飾が施されるGZパッケージのシフトレバー
このように、ハンドルやシフトレバーがシンプルなデザインになっているせいで、アドベンチャーの内装・インテリア全体の質感が、GパッケージやGZパッケージに見劣りするような感じが…。
■アドベンチャーの内装
■GZパッケージの内装
この物足りなさを感じるアドベンチャー(Adventure)の内装・インテリアの質感も、欠点&デメリットの一つなのかなと思いました。
ちなみに、アドベンチャーはオプションで、本革巻きのステアリングホイール&サテンメッキ調のシフトレバーに変更する事ができます。
ただ、オプションの本革巻きステアリング&サテンメッキ調のシフトレバーは、ステアリングヒーター&シートベンチレーションのセットで79,920円とちょっとお高めなので、装着する際は、ご注意を…。
専用のアイテムを多数備えている新型RAV4(ラブ4)のオフロード仕様”アドベンチャー”は、汚れやキズを気にせずガンガン使い倒したい人にピッタリなタフギアです。
ただ、安全装備や内装・インテリアの質感などは、Gグレード/GZパッケージよりも劣るので、ご注意くださいね。
また、Gグレード/GZパッケージとどちらを購入しようか迷っている方は、外装や内装のデザインや乗り心地、使い勝手をご自分で確認をしてみてくださいね。