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競合車よりもココが劣る!新型ヤリスクロスの不満&欠点を大暴露

トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、後部座席の中央部分のみを収納することができる6対4対4分割方式の後部座席を採用するなど、競合車・ライバル車にはない魅力&メリットがあります。

その一方、この競合車&ライバル車よりも見劣りする部分、実際に試乗をして残念に感じる部分もありました。

この新型モデルが、他のメーカーのコンパクトSUVよりも見劣りをする部分は、どこだったのでしょうか?また、欠点&デメリットは、何だったのでしょうか?

トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)を実際に試乗をしてわかった欠点&デメリット、残念に感じたところを包み隠さずお話したいと思います。

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外装編【新型ヤリスクロスの欠点&不満1】

ベースとなっているコンパクトカーの”ヤリス(YARIS)”とは一味異なるスッキリとした見た目になっている新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の外装・エクステリアですが、次のような欠点&デメリットがありました。

LEDヘッドライトの採用はZグレードのみ

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の外装・エクステリアで残念だったことの一つが、ヘッドライトです。

この新型モデルでは、LEDヘッドライトを採用したいたのは、最上位モデルに位置をするZグレード/ハイブリッドZのみです。

■ZグレードのLEDヘッドライト

それ以外のモデルでは、ハロゲンのヘッドライトが標準装備されており、LEDヘッドライトは、メーカーオプション設定となっています。

■下位モデルのハロゲンヘッドライト

車体本体価格の安さ、コスパの良さが魅力の最廉価モデルの”Xグレード/ハイブリッドX”では、ハロゲンヘッドライトが標準装備となっているのは仕方がないと思います。

ただ、中間モデルの”Gグレード/ハイブリッドG”では、ハロゲンではなくLEDヘッドライトを標準仕様にして貰いたかったです。

ちなみに、LEDヘッドライトとハロゲンヘッドライトでは、デザインや点灯した時の雰囲気が全然違います。

この点灯時の違いを確認したい方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

乗降性もイマイチ

また、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)を試乗して気になったのは、乗降性(乗り降りのしやすさ)です。

この新型モデルのフロントシートのドア開口部は十分な広さを確保してるため、乗り降りに支障はありません。

ただ、後部座席のドア開口部は狭いため、乗り降りがしにくいです。

■新型ヤリスクロスの後部座席のドア開口部

特に気になったのは、ドア開口部の足まわりの空間です。

この新型モデルはフロントシートと後部座席の距離が近いこともあり、ドア開口部の足元空間が極端に…

なので、乗り降りをする際、スムーズに足の出し入れをすることができません。

この後部座席の乗り降りのしにくさは、競合車・ライバル車よりも見劣りをする新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の欠点&デメリットの一つなのかなと思いました。

ちなみに、後部座席のドア開口部の足元の広さなど、乗降性の詳細を確認したい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

内装編【新型ヤリスクロスの欠点&不満2】

2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、電動パーキングブレーキやオートブレーキホールドを全グレードに標準装備するなど、使い勝手の良い実用的な内装・インテリアとなっています。

ただ、次の装備&アイテムに関しては、少し物足りなさを感じてしまいました。

後部座席の広さ

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の内装・インテリアを確認して一番最初に気になったのは、後部座席の足元空間(ニークリアランス)の広さです。

この新型モデルでは、ベースとなっているコンパクトカーの”ヤリス(YARIS)”よりもわずかに後部座席の足元空間(ニークリアランス)は、広くなっています。

ただ、成人男性がゆったりと座るには、ちょっと狭めに…。

■新型ヤリスクロスの後部座席の足元空間の広さ

後部座席の足元空間の広さや快適性に関しては、競合車・ライバル車の一つでもあるホンダのヴェゼル/ベゼルに遠く及ばないように感じました。

後部座席まわりの装備

また、後部座席まわりの装備の充実度も、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の欠点&デメリットの一つです。

例えば、雑誌やタブレット端末、携帯ゲーム機などを収納しておくのに便利なシートバックポケットが用意されているのは、最上位モデルのZグレード/ハイブリッドZのみ。

■新型ヤリスクロスのシートバックポケット

また、後部座席のサイドウィンドウの上に装着されるアシストグリップも、最上位モデルの”Zグレード/ハイブリッドZ”のみとなります。

■新型ヤリスクロスのアシストグリップ

このようなアイテムは、最上位モデルの”Zグレード/ハイブリッドZ”だけではなく、中間モデルの”Gグレード/ハイブリッドG”にも備えていても良い感じが…。

中間モデルに位置をする”Gグレード/ハイブリッドG”の後部座席まわりの装備の脆弱さも、気になるところでした。

ちなみに、この新型モデルの後部座席まわりの装備&アイテムの詳細は、こちらの記事にまとめてあります。後部座席まわりの詳細が気になる方は、チェックをしてみてくださいね。

後部座席用のUSBポートの用意もなし

また、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の内装・インテリアで残念だったことの一つが、USBポートです。

この新型モデルでは、ダッシュボードに最大2個のUSBポートを用意していましたが、後部座席用のUSBポートの用意はなし。

ちょっとコレは残念ですよね。

ちなみに、競合車・ライバル車の一つでもある日産のコンパクトSUV”新型キックス(KICKS)”では、後部座席に座る人のためのUSBポートがしっかりと用意されていました。

■新型キックスの後部座席用のUSBポート

ルームランプはハロゲン

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の内装・インテリアで気になったことの一つが、ルームランプです。

この新型モデルでは、ルームランプに豆球(ハロゲン)を全グレードに採用。

■新型ヤリスクロスのルームランプ

そのため、ルームランプを点灯しても少し暗いです。

また、スタイリッシュさもイマイチです。

メーカーオプションでLEDのルームランプを用意していますが、ブラウンを基調にしたお洒落な内装・インテリアが魅力の”Zグレード/ハイブリッドZ”くらいは、LEDのルームランプを標準装備しても良かったのかなと思いました。

アームレストの用意はなし

また、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の内装・インテリアで残念だったことの一つが、アームレストです。

この新型モデルの運転席には、運転する時の快適性をアップしてくれるアームレストが標準装備されていません。

■新型ヤリスクロスの運転席

一応、ディーラーオプションでアームレストは用意されているのですが、かなりシンプルな作りに…。

■ディーラーオプションの運転席アームレスト

個人的には、ホンダのヴェゼル/ベゼル(VEZEL)や日産のキックス(KICKS)のようなしっかりとした作りの運転席アームレストを用意してもらいたいところでした。

■日産 新型キックスのアームレスト

シートヒーターの標準装備はZグレードのみ

また、シートヒーターも、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の欠点&デメリットです。

真冬の寒い日に暖を取るのに重宝をするシートヒーターも、残念に感じた新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のアイテム&装備の一つです。

この新型モデルでは、シートヒーターが標準装備されているのは、最上位モデルのZグレード/ハイブリッドZのみです。

■Zグレードのシートヒーター

中間モデルのGグレード/ハイブリッドGでは、メーカーオプション設定になっています。

しかも、メーカーオプションになっているGグレード/ハイブリッドGのシートヒーターは、イージーリターン機能やステアリングヒーターなどとセットのオプションになっているため、オプション価格が高めの設定に…。

中間モデルのGグレード/ハイブリッドGにシートヒーターが標準装備されていないだけではなく、オプションで装着しにくくなっているも、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の残念なところの一つでした。

ラゲッジスペース編【新型ヤリスクロスの欠点&不満3】

競合車・ライバル車では行えない多彩なアレンジが魅力の新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の荷室・ラゲッジスペースですが、欠点・デメリットもありました。

この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースの欠点&デメリットは、何だったのか?

私がこの新型モデルの荷室・ラゲッジルームを確認して気になったことを、包み隠さずお話したいと思います。

荷室容量は競合車よりも劣る

2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の欠点&デメリットの一つは、荷室容量&荷室サイズです。

■新型ヤリスクロスの荷室

競合車にはない多彩なアレンジを用意しているこの新型モデルの荷室・ラゲッジスペースですが、ボディサイズが小さいこともあり、荷室容量&荷室サイズは、ライバル車よりもひと回り小さくなっています。

なので、多くの荷物をラゲッジに積み込む方には、この新型モデルは、不向きかも…。

多彩なアレンジでカバーしていますが、競合車・ライバル車よりも小さい荷室サイズや容量は、気になるところでした。

多彩な荷室アレンジを用意しているのは一部グレードのみ

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の荷室・ラゲッジスペースの魅力の一つは、4対2対4分割方式の後部座席と左右独立して高さを変えることができるデッキボードを活かした荷室アレンジのバリエーションの多さです。

しかし、多彩な荷室アレンジを用意しているのは、FF車の上位モデルのみです。

例えば、この新型モデルの4WD車はクルマの設計の問題で、デッキボードの高さを変更することができません。

■4WD車の荷室

最廉価モデルのXグレードは、4対2対4分割方式ではなく、オーソドックスな6対4分割方式の後部座席になっています。

■Xグレードの後部座席

また、最廉価モデルの”Xグレード/ハイブリッドX”は、6対4分割方式のデッキボードの用意もありません。

このように新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、すべてのグレードで多彩な荷室アレンジを行うことができるわけではないので、モデル選びの際はご注意くださいね。

安全装備編【新型ヤリスクロスの欠点&不満4】

また、2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、最新の安全装備システム”トヨタセーフティセンス”が標準装備していますが、気になったところも…。

私がこの新型モデルの安全装備で気になったところを、包み隠さずお話したいと思います。

最廉価モデル”Xグレード”の安全装備

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)で気になったのは、最廉価モデルに位置をする”Xグレード/ハイブリッドX”の安全性です。

最廉価モデルの”Xグレード/ハイブリッドX”でも、自動ブレーキなどがセットになった最新の安全装備システム”トヨタセーフティセンス”は標準装備されています。

ただ、最廉価モデルの”Xグレード/ハイブリッドX”では、高速道路での車線変更をサポートするブラインドスポットモニター(BSM)や、駐車場でのバックの出庫をサポートするリヤクロストラフィックオートブレーキは装着することができません。

【トヨタのサポトヨ】クルマが見張る。その死角。

つまり、最廉価モデルの”Xグレード/ハイブリッドX”の安全性は、上位モデルよりも劣るということです。

ブラインドスポットモニター(BSM)やリヤクロストラフィックオートブレーキなど、人の命に関わる機能や装備に関しては、グレードに関係なく全グレードに用意をしても良かったのかなと思いました。

まとめ:新型ヤリスクロスは魅力的なクルマだが、決して完璧ではない

2020年8月にデビューを果たしたトヨタのコンパクトSUV”新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)”は、このような欠点&デメリットがありました。

私がこの新型モデルを確認して特に気になったのは、後部座席まわりの居住性とアイテムです。

この新型モデルは、後部座席の足元空間(ニークリアランス)が狭いだけではなく、後部座席まわりの装備・アイテムが物足りない感じが…。

ただ、その一方、長尺物を積み込むのに便利な4対2対4分割方式の後部座席やハンズフリー機能付きのパワーバックドアなど、競合車・ライバル車にはない魅力もたくさんあります。

このようにこの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に限らずどのクルマもメリットとデメリットがあるので、車選びをする際は、それぞれのクルマと良いところと欠点をしっかりと見比べてみてくださいね。

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