2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、”T-Connectナビキット”と”エントリーナビ”の2種類のナビキットを用意しています。
上位モデルの”T-Connectナビキット”には、オペレーターサービスなどの魅力的な機能が備わっていますが、個人的には、廉価モデルの”エントリーナビキット”で十分な感じが…。
また、いち早くナビキットを装着した友人に話を聞いても、「T-Connectナビキットは、必要なかった…。」と言っていました。
なぜ私は上位モデルに位置をする”T-Connectナビキット”よりも廉価モデルの”エントリーナビキット”の方をオススメするのでしょうか?また、私の友人は、なぜ”T-Connectナビキット”は不必要だったと思ったのでしょうか?
私が新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のディスプレイオーディオにナビキットを装着するのなら、”エントリーナビキット”で十分だと思った3つの理由を紹介したいと思います。
目次
価格の安さ【新型ヤリスクロスのエントリーナビキットがおすすめの理由1】
今回私が廉価モデルに位置をする”エントリーナビキット”の方の装着をオススメする理由の一つが、価格の安さです。
TVキットを付けたとしても約10万円
今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されている”エントリーナビキット”のオプション価格は6万6000円となっており、上位モデルに位置をする”T-Connectナビキット”よりも約4万5000円ほど安くなっています。
■新型ヤリスクロスのナビキットの価格
・T-Connectナビキット… 11万0000円
この差はやっぱり大きいですよね。
また、オプション設定になっているTV視聴機能を追加したとしても、エントリーナビキットでは、10万円以内に収まります。
10万円以下のお値段でテレビ機能付きのナビ機能を新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のディスプレイオーディオに搭載できるというのは、エントリーナビキットの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
充実した機能【新型ヤリスクロスのエントリーナビキットがおすすめの理由2】
また、”T-Connectナビキット”よりも廉価モデルの”エントリーナビキット”をおすすめする理由の一つが、機能&装備の充実度です。
一般的なナビのエントリーモデルは、上位モデルよりも画面サイズが小さかったり、上位モデルに用意されている機能や装備が備わっていなかったりと様々な違いあります。
しかし、基本的なナビ機能に関しては、”エントリーナビキット”と”T-Connectナビキット”で違いはありませんでした。
例えば、画面サイズ。
“エントリーナビキット”と”T-Connectナビキット”どちらを選んでも、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の画面サイズは、9インチサイズとなります。(X系グレードは8インチサイズ)
■9インチの新型ヤリスクロスのディスプレイオーディオ
また、”エントリーナビキット”と”T-Connectナビキット”どちらも、”アップル カープレイ(Apple Carplay)”や”アンドロイド オート(Android Auto)”が使用することができるなど、機能や装備に関してもそれほど大きな差はありませんでした。
機能面で唯一異なるのはT-Connectサービス
そんな新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”エントリーナビキット”と”T-Connectナビキット”で唯一異なるのが、通信を活用したサポート”T-Connectサービス”です。
エントリーモデルでも、緊急時に専用のオペレーターが救急車やドクターヘリを手配をしてくれるヘルプネットや、自分のクルマの居場所を簡単に発見することができる”マイカーリサーチ”など、基本的な”T-Connectサービス”が用意されています。
しかし、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の上位モデルのナビキット”T-Connectナビキット”では、これらの機能や装備に加えて、専用のオペレーターに接続して目的地を伝えると、ドライバーの代わりに目的地を設定してくれる”オペレーターサービス”などが用意されています。
ただ、”T-Connectナビキット”を装着したハリアーに乗っている友人に話をきいたところ、「オペレーターサービスは、ほとんど使ったことがない。」とのこと。
また、”T-Connectナビキット”では、トヨタサービスセンターのデータ活用して、最短で目的に到着するルートを紹介してくれる”ハイブリッドナビ機能”も搭載しています。
ただ、友人曰く、「ハイブリッドナビだからと言って、どこが良くなったか分からない」とのこと。
上位モデルに位置をする”T-Connectナビキット”のみに用意されている機能を見ると、とても魅力的に映ります。
しかし、”T-Connectナビキット”のみに用意されている機能や装備を改めて確認してみると、街中を運転する普段使いだとこの機能が活躍をするシーンは、それほど多くないのかなと思っしまいました。
地図更新の料金【新型ヤリスクロスのエントリーナビキットがおすすめの理由3】
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”T-Connectナビキット”と”エントリーナビキット”の大きな違いの一つが、地図の更新を無料に行ってくれる”マップオンデマンド”です。
マップオンデマンド”が標準装備されている上位版の”T-Connectナビキット”では、3年間の地図が無料更新される一方、”エントリーナビキット”は、地図の無料更新がありません。
エントリーナビキットの地図更新はそれほど高くない?
仕事でクルマを使用して全国各地に行く方は、マップオンデマンドが標準装備されている”T-Connectナビキット”の方が良いと思いますが、普段使いがメインの方は、地図の無料更新がなくてもそれほど困らないような感じが…。
“エントリーナビキット”でも、更新料を支払えば最新バージョンに地図を更新して貰えますし…。
ちなみに、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)はまだ発売されてからまだ日が経っていないこともあり、地図更新料は明らかになっていません。
ただ、ディーラーさんの話によると、ベースになっているトヨタの人気コンパクトカー”ヤリス(YARIS)”の地図更新料が約2万4000円と言うこともあり、この新型モデルの地図更新料もこれくらいになる可能性が高いとのこと。
普段使いメインで時々遠出をするくらいなら、地図更新料が無料の”T-Connectナビキット”ではなく、”エントリーナビキット”を購入しておいて、「高速道路を走っているのにナビでは、山の中を走っている。」など不便を感じたら、地図更新をする程度で良いのかなと思いました。
まとめ:新型ヤリスクロスはエントリーナビキットでも十分
2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のナビキットは、”T-Connectナビキット”と”エントリーナビキット”の2種類が用意されています。
ただ、エントリーナビキットは、廉価モデルとは思えないほど機能や装備は充実。
無料の地図更新や専用のオペレーターがあなたに代わって目的地を設定してくれるオペレーターサービスなどの用意はありませんが、普段使いをするくらいなら、リーズナブルな価格設定になっている”エントリーナビキット”で十分なのかなと思いました。