2020年3月にデビューを果たした新型ルークス(ROOX)を試乗して驚いたことの一つが、普通乗用車に匹敵をする機能や装備の数々です。
そのおかげもあり、この新型モデルには、競合車・ライバル車には備わっていない便利なアイテム&装備がたくさん用意されていました。
そんな新型モデルには、どのような装備&機能が備わっていたのでしょうか?また、この新型モデルに備わっている機能や装備は、競合車よりもドコが優れていたのでしょうか?
競合車・ライバル車にはない新型ルークス(ROOX)ならではの魅力的な装備&機能を、包み隠さず紹介したいと思います。
目次
プロパイロット【新型ルークスの魅力的な装備1】
スーパーハイト系ワゴン車の中で新型ルークス(ROOX)のみに用意されている注目の装備&機能の一つが、高速道路でのハンドルやペダル操作を自動的に行ってくれる”プロパイロット機能”です。
競合車・ライバル車の中には、車線から逸脱しそうになると中央に戻してくれる機能を備えてクルマはありますが、ハンドルの操舵だけではなく、アクセルやブレーキペダルの操舵を自動的に行ってくれる機能を備えてくれるは、このクルマのみです。
新型ルークスは最新式のプロパイロット機能を搭載
高速道路の運転を楽にしてくれるプロパイロット機能は、セレナ(SERENA)やエクストレイル(X-TRAIL)だけでなく、軽自動車のデイズ(DAYZ)など様々な日産車に備わっています。
ただ、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)は、前走車白線のモニタリングに単眼カメラだけではなく、ミリ波レーダーも使用した最新モデルのプロパイロット機能を搭載。
■新型ルークスのミリ波レーダー
そのおかげもあり、前走車との距離が詰まった時の減速が滑らかになりました。
また、車線の中央をキープする能力も高く、首都高でのアールのきついカーブでも膨らむことなく、しっかりと車線の中央をキープしてくれるのも好印象でした。
このように高速道路の運転を楽にしてくれる”プロパイロット機能”が付いているのは、競合車・ライバル車にはないこの新型モデルのメリットの一つなのかなと思いました。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークスに搭載されているプロパイロットは、作動範囲が拡大するなど、減速時の滑らかさ以外にも様々な点で進化をとげているので、要注目ですよ。
リヤサーキュレーター【新型ルークスの魅力的な装備2】
車内の空気を巡回して、冷房の空気を後部座席まで届くようにしてくれる”リヤサーキュレーター”が用意されているのも、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)の魅力の一つです。
■新型ルークスのリヤサーキュレーター
車内の空気を循環させるリヤサーキュレーターは、スズキのスペーシア(SPACIA)にも用意されているんですよね。
■スペーシアのリヤサーキュレーター
ただ、機能性&使い勝手に関しては、スーパーハイト系ワゴン車の中でいち早くリヤサーキュレーターを搭載した新型ルークス(ROOX)の方がやはり優れているように感じました。
新型ルークスとスペーシアのリヤサーキュレーターの違い
見た目のデザイン性・スタイリッシュさも大きく異なるこの2台のモデルのリヤサーキュレーターですが、特に違うのがパワーです。
日産からデビューを果たした新型ルークス(ROOX)のリヤサーキュレーターは、風向を自分の方に向けて、風量を「強」にすると、直線的な風が勢いよく顔を打ちつけるくらい風が送り出されます。
一方、スズキから発売されているスペーシア(SPECIA)は、空気を送り出すスペースが小さいためか少し風がマイルドなんですよね。
■新型ルークスのリヤサーキュレーターの送風口
■新型スペーシアのリヤサーキュレーターの送風口
この風量・パワーの違いに関しては、この2台のモデルのリヤサーキュレーターの大きな違いなのかなと思いました。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)のリヤサーキュレーターは、車内の車内の空気を除菌・消臭だけでなく、お肌や髪に良い効果があると言われているプラズマクラスターが備わっているのも好印象でした。
オートブレーキホールド【新型ルークスの魅力的な装備3】
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)では、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持してくれる”オートブレーキホールド”を備えているのも魅力の一つです。
■新型ルークスのオートブレーキホールド
信号待ちが長い交差点を運転している時や渋滞に巻き込まれた時、ブレーキペダルから足を離しても停車状態をしっかりとキープしてくれるオートブレーキホールド機能は、助かりますよね。
また、オートブレーキホールドは、コインパーキングの駐車券を取る時などにも重宝します。
オートブレーキホールドを備えている新型ルークスのみ
普段使いで重宝をする”オートブレーキホールド機能”ですが、スーパーハイト系ワゴン車の中で信号待ちの疲労を軽減してくれるオートブレーキホールドが標準装備されているのは、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)のみです。
ダイハツの”タント(TANTO)”やスズキのスぺーシア(SPACIA)、ホンダのN-BOX(Nボックス)など他のクルマには、この機能は用意されていません。
このように普通乗用車に勝るとも劣らない機能を備えているのは、この新型モデルの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
ちなみに、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)でオートブレーキホールドが備わっているのは、最上位モデルの”ハイウェイスターGターボ”と”ハイウェイスターXプロパイロット エディション”のみです。
それ以外のグレードでは、オートブレーキホールドは付いていないので、ご注意くださいね。
全車速対応クルーズコントロール【新型ルークスの魅力的な装備4】
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした日産のスーパーハイト系ワゴン車新型ルークス(ROOX)の魅力的な装備&機能の一つが、全車速対応タイプに進化を遂げたクルーズコントロールです。
全車速対応タイプのクルーズコントロールは、ダイハツのタント(TANTO)やマイナーチェンジをして新発売をしたスズキのスペーシア(SPACIA)にも備わっています。
ただ、日産の新型ルークス(ROOX)とそれ以外のクルマのクルーズコントロールの機能には、決定的な違いがありました。
新型ルークスと競合車のクルーズコントロールの違い
パッと見ただけでは大きな違いはなさそうな新型ルークス(ROOX)と競合車・ライバル車ののクルーズコントロールですが、停車後の対応に大きな違いがありました。
ダイハツのタント(TANTO)やマイナーチェンジをしたスズキのスぺーシア(SPACIA)に備わっているクルーズコントロール(クルコン)は、停車保持は2秒間だけとなっています。
なので、前走車に追従して停車した後は、自分の足でブレーキペダルを踏んで、停車状態をキープしないといけません。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)は、前走車に追従して停車後、ブレーキペダルを踏まなくても、そのまま停車状態をキープしてくれます。
この違いは、かなり大きいですよね。
このようにワンランク上のクルーズコントロール(クルコン)を備えているのも、今回フルモデルチェンジをして新発売をしたこの新型モデルの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
まとめ:魅力的な機能や装備が充実している新型ルークス
2020年3月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産のスーパーハイト系ワゴン車の新型ルークス(ROOX)は、このように競合車・ライバル車にはない機能や装備を数多く用意しています。
高速道路の運転を楽にしてくれるプロパイロット機能も良いと思ったのですが、実際にこの新型モデルを試乗して特に便利だと感じたのは、普段の運転を楽にしてくれる”オートブレーキホールド”です。
競合車・ライバル車も魅力的な機能を備えていますが、快適な運転をサポートする機能や装備に感じては、この新型モデルが一枚も二枚も上手な感じがしました。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)は、競合車・ライバル車に用意されていない安全装備システムを用意しているのも見逃せないポイントの一つですよ。