フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、先代モデルのフィット3と同様に広くて、快適に過ごせる内装・インテリアになっています。
また、新型モデルは機能や装備も充実!
シフトレバーや空調パネルのデザインも変わっただけではなく、嬉しい機能や装備や機能も追加され、さらに使い勝手の良いクルマに進化を遂げていました。
そんな新型フィット4(Fit4)と先代モデルのフィット3(Fit3)の内装・インテリアは、それぞれどのようなデザインになっていたのでしょうか?また、ハンドルやシフトレバーなどの装備やパーツにどのような違いがあったのでしょうか?
2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型モデルの内装・インテリアは、どれくらい進化を遂げたのか、先代モデルと比較してみたいと思います。
目次
新型フィット4とフィット3の内装比較【ダッシュボードのデザイン&装備の違いをチェック】
ホンダのフラッグシップモデル新型フィット4(Fit4)と先代モデルにあたるフィット3(FIT3)の内装・インテリアは、それぞれこのようなデザインになっています。
■フィット4の内装&ダッシュボード
■フィット3の内装&ダッシュボード
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型モデルの内装・インパネは、先代モデルと同様に水平基調のデザインになっています。
ただ、メーターフードを排除したこともあり、この新型モデルのダッシュボードは、先代モデルよりもスッキリとしたデザインに…。
また、先代モデルよりもフロントガラスを支えるAピラーが細くなったことにより、前方の視界&見切りが良くなっていたのも好印象でした。
このようなデザインになっていた新型フィット4(Fit4)とフィット3(Fit3)の内装・インテリアですが、ハンドルやシフトレバーなどの装備や機能にも様々な違いがありました。
そんな新型モデルと先代モデルの内装のパーツ&装備の違いを紹介したいと思います。
先進性のあるデザインになった新型フィット4のメーター
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)と先代モデルにあたるフィット3(Fit3)の内装・インテリアの大きな違いの一つは、メーターのデザインです。
先代モデル”フィット3(Fit3)”では、右側に様々な情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイを配したオーソドックスな3眼式のメーターを備えていました。
■フィット3のメーター
また、シルバーのメーターリングを備えるなど、スポーティーなデザインに…。
一方、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)では、7インチの液晶ディスプレイを配したデジタルメーターを標準装備。
■フィット4のメーター
先代モデルよりも未来感のあるデザインになっていました。
また、先代モデルほどグラフィックがゴチャゴチャとしておらず、見やすいデザインになっているのも好印象でした。
スッキリとしたデザインになったハンドル
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)と先代モデルのフィット3(FIT3)では、ハンドルのデザインも異なります。
■新型フィット4のハンドル
■フィット3のハンドル
先代モデルにあたるフィット3(Fit3)では、オーソドックスな3本スポークのハンドル・ステアリングホイールを標準装備していたのに対し、新型モデルでは、ちょっと珍しい2本スポークのハンドル&ステアリングを標準装備。
そのおかげもあり、新型モデルの運転席まわりは、先代モデルよりもスッキリとしたデザインになっていました。
操作がしやすくなったシフトレバー
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)と先代モデルの内装・インテリアの大きな違いの一つと言えば、シフトレバーのデザインです。
先代モデルのハイブリッド車では、ドライブにする際、右側にスライドしてから手前に引く”電子式のシフトレバー”を標準装備していました。
■フィット3のシフトレバー
一方、新しく生まれ変わった新型モデルでは、ハイブリッド車もシフトチェンジをする際、前後にスライドするシンプルなシフトレバーを標準装備。
■新型フィット4のシフトレバー
先進性・スタイリッシュさと言う点では先代モデルよりも劣りますが、初めてこのクルマに乗った人でも迷わずに操作できる使い勝手の良いシフトレバーとなっていました。
新型モデルではサイドブレーキを撤去
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)の内装・インテリアの注目ポイントの一つが、サイドブレーキです。
先代モデルでは、ガソリン車/ハイブリッド車とわず全グレードオーソドックスな手で引くタイプのサイドブレーキが標準装備されていました。
■フィット3のサイドブレーキ
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)では、コンパクトカーでは珍しい電動式のパーキングブレーキを標準装備。
■新型フィット4の電動式のパーキングブレーキ
そのおかげもあり、この新型モデルのセンタコンソールは、スッキリとしたデザインになっていました。
また、停車中、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持してくれる”オートブレーキホールド”が標準装備されているのも、この新型モデルの魅力の一つですよ。
使い勝手が良くなったエアコンの操作パネル
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)と先代モデルでは、エアコンの風量や温度を調節する際に使用をする操作パネルのデザインにも違いがありました。
先代モデルはタッチパネル方式のエアコンの操作パネルを採用。
■フィット3のエアコンの操作パネル
見た目のデザイン性はとても良い先代モデルのタッチパネル方式の操作パネルですが、押し間違えをしやすいなど、使い勝手や操作性はあまり良くなかったんですよね。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)では、ダイヤル式のエアコンの操作パネルに変更。
■新型フィット4のエアコンの操作パネル
先代モデルと比較するとシンプルな見た目になりましたが、その分、操作はしやすくなっているように感じました。
スマホやiPhoneを充電するのに便利なUSBポート
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)では、充電用のUSBポートが標準装備されているのも注目ポイントの一つです。
この新型モデルでは、スマホやiPhoneを充電するのに便利な2.5Aまで対応をした急速充電タイプのUSBポートを、センターコンソールの後方に2個用意しています。(※急速充電用のUSBが用意されているのは、ハイブリッド車のみです。)
■新型フィット4のUSBポート
ドライブ中にスマホやiPhoneなどを充電できるのは、助かりますよね。
また、この新型モデルでは、充電中のスマホやiPhoneを置いておくための収納スペースを用意しているのも好印象でした。
使い勝手の良い収納スペース
また、新しいデザインに生まれ変わった新型フィット4(Fit4)は、先代モデルよりも収納スペース・小物入れが増え、使い勝手も良くなりました。
その一つが、テーブルコンソール。
この新型モデルでは、運転席と助手席の間に後部座席からも手が届く細長い収納スペース”テーブルコンソール”を標準装備。
■新型フィット4のテーブルコンソール
ボックス型のティッシュも置けるサイズになっており、
また、この新型モデルでは、助手席のダッシュボードの上段に蓋付きの収納スペース”インパネアッパーボックス”を追加。
■新型フィット4のインパネアッパーボックス
このように今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)では、先代モデルでは用意されていなかった様々なタイプの収納スペース・小物入れを用意。
このクルマに用意されている収納スペースの形やサイズは様々で、収納するアイテムの大きさや使用用途によって、収納場所を使い分けられるようになっていたのが、とても良いと思いました。
ただ、新型モデルの後部座席まわりの収納スペース・小物入れに関しては、先代モデルよりも少なくなっていました。
個人的には、新型フィット4(Fit4)の後部座席まわりの収納スペースも、先代モデルと同じくらい充実をさせて貰いたかったです。
新型フィット4とフィット3のシート比較【座り心地&快適性の違いをチェック】
また、フルモデルチェンジをして2020年2月にデビューを果たした新型フィット4(Fit4)と先代モデルのフィット3(Fit3)では、シートのデザインや座り心地などにも違いがありました。
■新型フィット4のシート
■新型フィット3のシート
このように2台のモデルを見比べると、新しくデビューを果たした新型モデルのシートがいかに丁寧に作られているかわかりますよね。
このようにシートの作りが大きく異なる新型モデルと先代モデルのシートですが、具体的には、次のような違いがありました。
上位モデルでは高級感のある本革を採用
先代モデルの上位モデルでは、合成レザーのような質感を楽しめる”プライムスムース”とファブリック素材をシートの素材に採用していました。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)の最上位モデル”リュクス(LUXE)”では、本物の味わいを楽しめる本革と織物を組みあわせたコンビシートを標準装備。
■新型フィット4で採用されているコンビシート
専用のデザインになっていることもあり、先代モデルよりもワンランク上の高級感&上質感を味わえるシートになっていました。
新型フィット4のシートは座り心地もアップ
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、先代モデルよりも座面のクッションを厚くしたようです。
そのおかげもあり、先代モデルと比較すると、座り心地が良くなったような…。
先代モデルはシートの座面のクッションが少し固く、長時間座っていると、お尻が痛くなるような感じがあったのですが、この新型モデルでは、座面の【もっちり感】が増して、体圧をしっかりと分散してくれているような座り心地に…。
なので、長時間座っていても疲れることはなさそうです。
長時間座れば座るほど真価を発揮するシートは、この新型モデルの大きな魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
後部座席にはリクライニング機能の用意はなし
そんな新型フィット4(Fit4)でちょっと残念だったのは、後部座席の作りです。
今回フルモデルチェンジをして新発売をしたこの新型モデルでは、座り心地が良くなるように、後部座席の背もたれの角度の先代モデルよりも約4度ほど寝かせたようです。
そのおかげで、後部座席の荷室容量は先代モデルよりも若干少なくなったのですが、その分、この新型モデルは、ゆったりとした座り心地に…。足元空間(ニークリアランス)も広く、贅沢な心地よさを楽しめます。
■新型フィット4の後部座席の足元空間の広さ
ただ、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)は、先代モデルに用意されていた後部座席のリクライニング機能の用意はなし…。
ゆったりと座れる角度に背もたれを最適化をしたので、後部座席のリクライニング機能は必要ないと考えたのかもしれません。しかし、個人的には、自分の好きな角度に後部座席の背もたれの角度を調節することができるリクライニング機能は、備えて置いて欲しかったなと思いました。
ちなみに、先日、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)の後部座席の足元空間の広さを計測してきました。この新型モデルの後部座席の足元空間には、どれくらいゆとりがあるか気になる方は、下記の記事を確認してみてくださいね。
まとめ:全方位的に進化を遂げた新型フィット4の内装
2020年2月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型フィット4(Fit4)と先代モデルにあたるフィット3(Fit3)の内装・インテリアを比較したところ、このようなデザインになっていました。
先代モデルはスタイリッシュさや先進性を追求したデザインになっていましたが、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型モデルは、心地よさを追求したデザインに…。
また、シートの座り心地も格段に良くなっていました。
後部座席のリクライニング機能が用意されていないなど、若干気になる部分もありましたが、先代モデルよりも使い勝手が良く、まるで自分の部屋のように快適に過ごせるクルマに仕上がっていました。