高い実用性と走りの良さを兼ね備えたスポーツハッチバック新型カローラスポーツ(COROLLA SPORT)が、2018年6月、トヨタからデビューを果たしました。
今回新発売された新型モデルは、見切りなど若干気になるところはあったものの、フロントガラス&三角窓のエリアが広く、スポーツモデルにしては、前方の視界は良いように感じました。
ただ、サイドミラーの機能性や視認性に関して、少し残念に感じたところも…。
2018年6月にデビューを果たした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーは、どのようなデザインだったのか?また、この新型モデルを試乗した際に気になったの事は、何だったのか?
トヨタから新発売された新型スポーツハッチバックのサイドミラーのデザインや使い勝手、欠点を包み隠さず紹介したいと思います。
目次
新型カローラスポーツのサイドミラー【デザイン&視認性をチェック】
2018年8月にデビューをしたトヨタのスポーツハッチバック新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーは、このようなデザインになっています。
■新型カローラスポーツのサイドミラー
ご覧の通り、今回新発売された新型モデルのサイドミラーは、スポーツもモデルらしくシャープなデザインに…。なので、サイドミラーで確認できる範囲は、それ程広くないように感じました。
新型カローラスポーツのサイドミラーは斜め前方の視界を妨げないデザインに…
ただ、その一方、このトヨタの新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーは、良いと思った部分もありました。
それは、この新型モデルに用意されているサイドミラーは、前方の視界を妨げないように工夫が施されていた事です。
今回新発売された新型モデルは、ご覧の通り、ドア内側パネルから生えているデザインに…。
そのため、フロントガラスを支えるAピラーとの間に隙間があり、死角が少なくなっています。また、この新型モデルは、三角窓自体も広くなってます。
一般的にスポーツモデルと聞くと、視界性はあまり良くないイメージがありますよね。
しかし、この新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)は、クルマの運転が苦手な人でも安心して運手ができる前方の視界性をしっかりと確保しているように感じました。
ちなみに、この新型モデルの前方の視界性をもっと詳しく確認してみたい方は、コチラの記事を参考にしてください。
>>> 新型カローラスポーツの前方視界は予想以上に良好【競合車には無い魅力とは?】
ブラインドスポットモニターを採用すると、サイドミラーにインジケーターを搭載
今回トヨタからデビューをした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)では、メーカーオプションで、車線変更時の斜め後方の確認をサポートしてくれる”ブラインドスポットモニター”などの予防安全機能を装着する事が可能です。
このメーカーオプションを装着すると、サイドミラーにクルマのマークをしたインジケータが搭載されます。
■ブラインドスポットモニターのインジケーター
そして、斜め後方からクルマが接近してくると、このインジケーターが点滅をしてお知らせをしてくれます。
このインジケーターのサイズはそれ程大きくないので見逃す心配があるのかなと思ったのですが、実際にこのインジケーターが点灯すると、意外と目立ちます。
なので、高速道路で車線変更をする際など、インジケーターの点灯を見逃す心配は無いのかなと思いました。
ちなみに、この”ブラインドスポットモニター”のオプション価格は、駐車場での後退時に発生する事故を予防してくれる”リヤクロストラフィックオートブレーキ”などの予防安全装備などとセットになって、125,280円となっております。
決して安い金額ではありませんが、普段の運転をサポートしてくれるとても便利な機能&装備なので、装着をして損をする事は無いのかなと思いました。
>>> ディーラーに聞いた!新型カローラスポーツのおすすめオプション3つとは?
新型カローラスポーツのサイドミラーの欠点&デメリットとは?
このようなデザインになっている新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーですが、実際に使用をしてみたところ、気になったところもありました。
この新型モデルに用意されているサイドミラーの欠点・デメリットを、包み隠さずお話したいと思います。
欠点1:確認できる範囲の狭さ
2018年6月にトヨタからデビューをした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーで気になった事の一つは、確認できる範囲の狭さです。
先ほどもお話した通り、今回新発売された新型モデルに備わっているサイドミラーは、スポーツモデルらしく小さなサイズになっています。また、矢印のように先が尖ったデザインになっています。
■新型カローラスポーツのサイドミラー
なので、サイドミラーで確認できる範囲は、それ程広くありません。
また、今回新発売された新型モデルは、後方の視界性はあまりよくないので、縦列駐車や幅寄せをする際は、バックミラー・サイドミラーだけに頼らず、姿勢を変えて、しっかりと目視しないといけないのかなと感じました。
ちなみに、この新型モデルの後方の視界性については、コチラの記事にまとめてあるので、参考にしてみてくださいね。
>>> 新型カローラスポーツの後方視界は死角が多い!?【実車画像で欠点を確認】
欠点2:サイドミラーの自動格納機能の搭載は無し
また、今回新発売された新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)で残念だったのは、ドアの施錠&開錠に連動して、自動的にサイドミラーを開閉してくれる自動格納機能が用意されていなかった事です。
今回新発売された新型モデルでは、サイドミラーの鏡面の角度をドア内側パネルに備わっているスイッチで調整できる”電動格納式リモコン”のドアミラーが全グレード標準装備されています。
■サイドミラーの角度を調整するためのスイッチ
しかし、この自動格納式リモコンのドアミラーは、ドアのロック/アンロックに連動してサイドミラーを自動開閉してくれる機能は搭載されていないんですよね。なので、駐車した際は、自分でサイドミラーを収納しないといけません。
このクルマの車格や乗り出し価格を考えると、せめて中間モデルの”Gグレード/ハイブリッドG”や最上位モデルの”GZグレード/ハイブリッドGZ”では、自動でサイドミラーを畳める電動格納式のドアミラーを標準装備しても良かったような感じが…。
このように今回デビューをした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)では、自動でサイドミラーを収納&開閉してくれる電動格納式のサイドミラーが標準装備されていないのは、少々残念でした。
ちなみに、この新型モデルでは電動格納式のリモコンドアミラー”はメーカーオプション設定となっております。(ちなみに、このサイドミラーの正式名称は、”サイドターンランプ付きオート電動格納式リモコンカラードドアミラー”です。)
ただ、この電動格納式のリモコンドアミラー単体で装着する事はできず、”ブラインドスポットモニター”などの予防安全装備とセットとなっています。つまり、この便利な”電動格納式リモコンドアミラー”だけを装着する事はできません。
個人的には、”電動格納式リモコンドアミラー”単体のオプションとして、用意しても良かったのかなと思いました。
2018年6月にデビューをした新型カローラ スポーツ(COROLLA SPORT)のサイドミラーのデザインや視認性は、このようになっていました。
この新型モデルのサイドミラーは、サイズが小さいので、カバーできる範囲はちょっと少ない感じが…。なので、運転をしていると、死角の多さ(特に助手席側)が気になるかもしれません。
また、ドアの施錠・解錠に連動をして、サイドミラーが自動格納&復帰する機能が標準装備されていないのも残念でした。
もし今回新発売された新型モデルを試乗する機会がありましたが、サイドミラーの視認性や使い勝手をしっかりと確認してみてくださいね。